【歌い手】本性、バレちゃいました。Secret2

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『うーあー…………私のsumaho…』









あ、待って今のスマホの言い方かっこよかった。



なんかね、ス↓マ↑ホ(英語風)みたいな。うん伝わんないよね知ってた。









『ぐぬぬぬぅ○▽※◇〃！?〜×△……』









枕に顔を埋めながら奇声を発していると、不意にコンコンとノックの音がする。









『へいへーい』









ドアの所まで歩いて開けると、









歌「夜遅くに、ごめん」


『あ、いや大丈夫デス。夜の9時はバリバリ活動時間』


歌「いや、部屋に行くには遅い時間だと思うけど…」









立っていたのは、歌詞さん。

本当の性格がバレてから喋ってないせいか、会話が異常に辿々しい。









歌「あのさ、この前見せてもらった写真……」



『あーっと、luzくんのやつ？』



歌「そうそう！見せてくれない？」









luzくんの写真なのに私に許可を求めるって変な話だよね((









『え、また？歌詞さんそういう御趣味で？』



歌「違ああう！！た、ただ思い当たる節があっただけ！」



『ごめんて』



歌「もう…」









“もう”って何だ“もう”って可愛すぎか。

頬をふくらますなあざ太郎め(褒め言葉)









『えっと、あ、あったあった。はい、どうぞ』


歌「はい、どうも」









luzくんの写真を見て、確信したように“やっぱり”と呟く歌詞さん。









『え、何か分かった系ですか』









そう問えば、歌詞さんはふっふっ…と笑った。


その目には確信が浮かんでいた。


*

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