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成る程、そう見えたのか……確かに、俺は出来る事なら彼奴の側に居たい。今迄の分を補える程に愛してやりたい。
……しかしだな
「すまないが……それはできない」
「えー、何でだよー？」
「言っているだろう。
俺は世間に一切知られてはならないんだ」
「な、なんで知られたらダメなんだ？」
小さなトナカイの様な生物にそう問われる。
……あまり知られたくない事だが、これからは信頼すべき者達になるんだ。このくらいは良いだろう。
「……十数年前に勝手に家を出た。
俺の事を今でも探しているらしい。まあ現状、顔を隠すだけでも如何にかなっているがな」
「……おい」
俺の発言から何かを思ったのか、緑髪の剣士が口を開いたところで……
「兄さん！出来たぜー！」
料理を片手に持ったサンジがキッチンから来た。
……凄いな、まだ殆ど時間は経っていないぞ。
現れたサンジに緑髪の剣士……ロロノア・ゾロは舌打ちをする。
「…タイミング悪ィな」
「あァ？ テメェは兄さんが綺麗だからってちょっかいかけんじゃねェよ」
「かけてねェよ！！ このブラコンが！！」
「ンだと！！」
二人は相当仲が悪いらしく、前触れもなく突然言い合いの喧嘩が始まった。何時もの事なのか他の奴等からは特に反応はない。
「……止めなくて良いのか」
「……いつものことよ」
……やはりか
と言ってもこのまま放っておくと言い合いから物理的な喧嘩に発展しそうなので(それも何時もの事らしいが……)、二人の肩を掴み、引き離す。
「「おわッ！！」」
「……お前達はもう直ぐ出航するのだろう。
怪我でもしたら如何するんだ」
そう言って宥めると、案外直ぐに喧嘩は収まった。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
