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余りにもこちらを見てくる為「俺の顔に何か付いているのか？」と、自分の顔をペタペタと触る。
……付いていたとしたら大分格好がつかないな、と内心俺は焦っていた。
すると、オレンジ髪の女性が苦く笑う。
「いえ、何も付いてないわ。ただ、あまりにも笑顔が綺麗だったから……それより、私はナミ。この一味の航海士よ。
Aさんは何でココに？」
「新聞に此処のことが載っていたからだ。
もしやと思い、来てみたが……ようやく会えた」
「……そうなのね」
顔に何も付いてなかったのは良かったとして、後は……この事は弟の前では流石に照れ臭くて言えないな。
という事で、サンジに料理を作ってもらう為、向こうにあるらしいキッチンに行く様促す。
すぐに作る、と手を振って其方へと進んだサンジに俺も笑って手を振り返した。
……バタン、と扉が閉まった音と共に彼奴が出て行ったのを確認すれば、俺は其方へと向き直す。
「……さて、麦わら___いや、ルフィ」
「なんだ？」
神妙ともいえない、無垢な表情をしてこちらを向いた其奴に対し俺は一つ、深呼吸をすると、意を決しては告げる。
それは、あの子の為に。
どうしてもしなくてはいけない事だった。
「サンジは今、とても幸せそうだ。それはお前達のお陰だ……心より感謝する。
___そこで、すまないが一つ頼まれてくれ。
俺は世間に正体を知られてはならない。なので、行動できる範囲にも限りがあるんだ。
出来る限りの力をもって俺もお前達に協力する。
だから___あの子の幸せをどうか崩さないでくれ。
それだけが願いだ……頼む」
そして、深く、深く頭を下げた。
それによって、束の間の沈黙が流れたが……上からうーんと唸る声が聞こえたかと思うと、其奴は喋り出した。
「なんかよくわかんねェけど……んー……？
……そうだっ！おまえ、おれの仲間になれっ！」
「……ん？」
聞こえてきた言葉におもわず頭を上げて、その発言者を凝視する。
……如何してその答えにたどり着いたんだ？
「ちょっとルフィ！
どうして今の言葉からそうなるのよ！？」
ナミが思ったことを言い表してくれた。
しかし、ルフィは逆に何を言っているかわからないと言ったような顔で
「だってよー、Aはサンジと一緒にいたいんだろ？
それにおれ、あいつのあんな嬉しそうな顔見たことねェし___だったら、おまえも一緒にいた方が、サンジは幸せになれるんじゃねェのか？」
「……！！」
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
