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辺りにあった建物が一斉に崩れていく。
……彼奴らが建物の下敷きになっていなければ良いが……まあ、位置はずらしたので其処は懸念しなくてもいいだろう。
「……お前達の自慢のパシフィスタも、もう機能は出来ないな」
「……クソッ！ 何つー実力だ……！！」
横に真っ二つに割れたパシフィスタは、もう動く事なく煙を上げている。残っている戦闘丸もさっさと片付けようと構えた瞬間___不意に、後方から大きな爆発音が聞こえた
「……ッ何だ！？」
「……！！ やっと来たか！ 黄猿のオジキ……！！」
……黄猿、だと……？
此処から聞こえる物音の中には、彼奴らの悲鳴もある様に思える……いや、この声は間違いなく彼奴らだ。
「……ッまずい！」
俺は足に踏み切りをつければ、勢いよく音のした方へと走り出す。
恐らく、戦闘丸には追いつけない筈の速さなので、後方から攻撃を受ける可能性は少ないだろう。
俺が駆け付けると、海軍大将黄猿と思われし者が
ゾロにトドメをさそうとしている所だった。
「くっ……！！」
全速力をもっても届かないと判断し、ナイフを取り出して投げようとしたその時___黄猿の攻撃をシルバーズ・レイリーが防いだ。
「良かった！」
安堵からかそう叫んではナイフをしまい、二人の下に倒れているゾロをすぐ様抱えて、そのまま駆け抜ける。
「……てめェ……」
「少年！ すまないがゾロを抱えて逃げてくれ！」
丁度俺の側にいた長鼻の少年に、抱えているゾロを受け渡す。
「任せとけっ！ ……つーかサンジのにーちゃんはどうすんだよ！！」
「足止めだ……！
兎に角、俺の事は如何でも良い！ 早く行けッ！」
シルバーズ・レイリーが黄猿を足止めするのならば、俺は戦闘丸を足止めする。
直ちに後方へと転換すれば、先程戦闘丸のいた場所に戻った。
「行かせはしない！」
意外とと近くまで迫っていた戦闘丸は、俺に気付くと後ろに退がる。
「てめェ！！さっきから邪魔しやがって！！
てめェはなぜ麦わらの一味を庇う！？」
「……大切な弟と
弟が大切にしている仲間達がいるからだ！」
早く倒して彼奴らを助けなければ……！
___そう思った矢先、背後から再び大きな悲鳴が聞こえた。
「「えええええ！！？
また出たァあああああッ！！！」」
「またかッ！ ……嘘、だろう……？」
振り返った俺は、目を見開いた。
其処には今迄との雰囲気と違う___片手に本を持った明らかに本物のバーソロミュー・くまがいた。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
