【ツイステ】雪の女王の末裔は女を捨てました。 (ページ2)

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【story 01(Villans　world.）】ページ2

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ｶﾞﾀｶﾞﾀｯ

『__________ん？』

なんの音だろう…

揺さぶれるわけでもなく、
空気が揺れてる不思議な感覚に頭を悩ませた。

「やべえ。そろそろ人が来ちまうゾ。
早いところ制服を……」

_____え、なんの声！？

「うーん！！！この蓋、重たいんだゾ。」

「こうなったら………奥の手だ！
ふな″～～～それっ！」

えっ、ちょ、、ええ、。なになになに！？？

『ぎゃーーーーーーーーー！？！？』

「さてさてお目当ての……って、
ギャーーーーー！！！！！オマエ、なんでもう起きてるんだ！？」

驚いた形相を浮かべながらこちらを覗き込むのは
グレーの毛並みに耳が青い、、………たぬき？

『し、しゃべる狸！？………ここよく見たら薄暗いし棺桶ばっかりだし何、私死んだの？？？？？』

「誰が狸じゃーーーーーーー！！！！
オレ様はグリム様なんだゾ！まあいい。そこのニンゲン！オレ様にその服をよこすんだゾ！」

さもなくば…丸焼きだ！

まるで怒った猫みたいに毛を逆立てながらこちらに迫ってくる。…………めっちゃ小さいのが。。

「服脱いだら裸になっちゃうから無理だし、なんなのよここ、、、________逃げよ。」

棺桶を跨ぎ、
道が続いていそうな場所に全力で走った

「コイツ！待つんだゾ！」

さっきの奇妙な狸も後ろから
ものすごい形相で追いかけてきた

『えーーーー着いてこないでよ、、！！
もぉー。ロングドレスだと走りずらいーーーー！』

ん？……待って、

走っている袖を見ると黒いローブのようなものに服が変わっていた。

『………なにこれ。』

私が昨日着てたドレスとちがう、、

『…………。』

そもそもなんでこんな所にいるんだろう____。

_____きょうは何日なの？？

私の知ってる「昨日」から一体どれくらい
時間が過ぎてるんだろう__________

あれだけお酒飲んだのに頭が痛くないのは何故？

あの棺桶はなに？？

今追いかけられてる見たことない生き物、、、

考え出すと知らないこと
思い出せないことが多すぎる______

それは次第に恐怖に変わっていく________

『_____おねがい…夢なら早く醒めて』

背中に重たい寒気を感じながら先の分からない道を
感だけを便りに走るしかない。

この日わたしは久しぶりに感じた恐怖に怯え、

頼れる場所がない虚しさに震え、

絶望したのだった。

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