英雄23 ページ24
ー麗日sideー
色んな会話をしながら食堂についた。
どんなに食べ物があるのかな？とか色々考えてチケット売り場へいった。
まあ、そこまでは良かったんだけど。
A 「....うーん。.....どうしようかな」
チケット売り場でにらめっこを交わすAちゃんはかれこれもう
10分くらい悩んでいる。
私は最終的に白米に落ち着いたんだけど。
麗日 「...デク君....Aちゃんって結構、健康に気を使ってるんだね。」
緑谷 「....そ、うかな?」
麗日 「私なんて趣味で決めちゃったよ。
どうしよ、見習わないとな」
緑谷 「あ、ははは。」
何故か苦しいような笑いかたをしたデク君。
その顔を除き混んだときAちゃんがようやくどれにするか決めたみたいだった。
A 「よし、此にしよう！」
麗日 「おおー。決まったみたいだね〜」
A 「うん。」
急いで買わないとと言いながら財布をワタワタ出そうとするAちゃん正直かわいかった。
A 「...あれ......。」
緑谷 「?....どうしたの?」
やってしまった。とでも言うように顔を青くしたAちゃんは
次の瞬間顔にてを当ててかがみこむ。
A 「...お財布....鞄のなかだよ....。」
緑谷 「え"!?」
麗日 「...あちゃぁ.....。今日は私が奢ろうか？」
落ち込むAちゃんにそう言えばAちゃんはぱぁぁぁあと顔を明るくした。
けど、顔をブンブンとふる。
A 「...うんん。取ってくる。
先に食べてて。」
スチャと立ち上がったAちゃんは
教室へと向かって歩き出した。
麗日 「あ.....。どうしたんだろAちゃん。」
別に良いのに。
緑谷 「...多分。......そういうトラブル、起こしたくないだけだと思うよ。
昔からそうなんだ。 お金とかの貸し借りはしたことないしね。」
麗日 「..そっかぁ。 すごいなぁ。」
デク君に向かってそう言えばデク君が誇らしげに微笑んだ。
麗日 「私。Aちゃんと食べたいから待っとこうかな。」
緑谷 「.うん。僕もそうする。」
それから、席を確保するために
食事を運んでAちゃんのことを待った。
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作者名：琴吹 白 | 作成日時：2017年9月16日 8時
