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英雄24 ページ25
A 「ふーん♪」
なりそうなお腹から、意識を離すべく
鼻唄を歌いながらスキップを繰り返す。
右ポケットにある財布を見ては、もうご飯の事で頭が一杯だ。
A 「んー♪って、あ。」
途中で鼻唄を止め、不意に思った事を声に出してみた。
A 「...そう言えば、私の個性って言霊...?だったけど。
もしかしてその力があれば、私 自分の姿になれちゃうんじゃね....?」
いや、まあ
そんなに万能な個性じゃないってことぐらい分かってるんだけどさ
やっぱり望んじゃうんだよね〜。
一瞬だけ体が光ったような気がしたけど
きっと気のせいだろう。
あ〜
お腹なっちゃう前に早く食堂に行かないと。
お腹に手をあて
スキップを再び始めようとした......んだけど。
A 「....あれ.....かっちゃん、かな?」
思った以上に低い声が出て
よし、再チャレンジだ!!と意気込めば
私はいつの間にか、かっちゃんの方へと足を傾けていた。
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作者名：琴吹 白 | 作成日時：2017年9月16日 8時
