標的104 【過去編】 ページ37
リボ 「で、時間がないんだろ?
俺は何したらいいんだ。」
貴 「...んー?.......あ!!」
リボ 「?」
貴 「じゃあ、リボーン。
...これ。」
そう言いながらアル.は胸元から何かをとりだし、
リボーンに押し付ける。
しぶしぶ受け取ったリボーンは受け取った物を手のひらに転がした。
リボ 「....なんだ?....これ。
新種の弾...だよな。 こんな形と色をした弾丸見たことねー。」
貴 「その筈よ。だって、その弾はレオンの体内で作られた特殊弾なんだから。」
リボ 「特殊弾...?」
貴 「あ、知らないの?....ま、ちょうどいいか
物は試しよ。自分自身に撃ってみなさい。....ここに。」
アル.は自分のこめかみをトントンとたたく。
けして冗談のように聞こえないその声は心の芯にまで響き渡った。
リボ 「....ｺﾞｸ」
3秒ほど弾丸を見つめたリボーンはごくりと
息を飲む。
貴 「....」
リボ 「....。」
貴 「早くしなさい！確かに見た目は変な弾だけど
命にまで被害はないから。」
リボ 「......分かった。」
リボーンはレオンを頭に構え目をぎゅっと瞑る。
何秒かたっても聞こえてこない銃声にアル.はリボーンをジト目で見続ける。
リボ 「....。」
ブチッ
瞬間、何かが切れる音が聞こえ
その音と共に銃声が響いた。
貴 「命に被害はないって言ってんでしょ？
撃てないならそう言いなさいよ。」
ーリボーンsideー
ドン
リボ 「!!」
よく聞いたことのある音に、目線を向けようとしたが遅く
そんなことをしてる間にそれは頭に貫通していた。
今までやられたことがない俺からすれば恐怖の体験だった事は間違いない。
倒れていく体にアル.は冷たい目線を下ろしていた。
貴 「.....その弾はね。別名"やる気弾"と言われるものよ。
撃った対象物を必要以上にやる気にさせ、技の習得を早めるもの。
立てるでしょ？」
そう言いながら手を差しのべてくるアル.の手に自分の手を合わせる
打たれた場所を手で触ってみるも、確かに何処にも穴は空いていない。
貴 「....。」
アル.は一見俺を見て、考えるように顎に手を添えた。
貴 「....可笑しいわね.....。」
リボ 「...?」
貴 「うーん?...やる気にみち溢れている奴にやる気弾撃っても
効果はないのかしら？」
リボ 「....は?」
貴 「あ、いや....こっちの話。」
そんな話をしながら二人の修行は始まったのでした。
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琴吹白(プロフ) - 夢さん» いつもありがとうございます。夢さんが仰ったようにもうそろそろで過去編も終了を迎えますよ♪ あと、話についてこれなかったという方すいません。もうそろそろ次に行きますので底で纏めたものを書こうと思いました！ これからもよろしくお願いしますね。 (2017年9月9日 22時) (
レス) id: c31d0168da (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 後々、多分私も何ですがたまに話に付いていけなくなることがあるんです！出来れば、今までの流れをまとめて下さいませんか？ お暇な時で構いませんので、更新頑張って下さいね！応援しています！ (2017年9月9日 21時) (レス) id: 1f17b8c21c (このIDを非表示/違反報告)
夢 - わぁー！面白いです！ 更新の方忙しかったのかはあまりわかりませんが、がんばってください！ あ、このながれからすると、もうそろそろで過去編終了ですか？ (2017年9月9日 21時) (レス) id: 1f17b8c21c (このIDを非表示/違反報告)
琴吹白(プロフ) - ありがとうございます。頑張りますね。 あ、でも今日は更新できないので明日まとめて更新しますね。此からも宜しくお願いします。 (2017年8月31日 22時) (レス) id: c31d0168da (このIDを非表示/違反報告)
夢 - お疲れ様です！ 頑張って下さいね！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1f17b8c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴吹 白 | 作成日時：2017年7月21日 12時
