標的80 ページ13
二人は驚いたとでも言うような顔を見せる。
それも当然である。
スノーは昔、シューラ率いるムーンファミリーの一員としてファミリーを引っ張っていたが、
ある戦いでボンゴレプリーモからシューラが消えてしまったという連絡をうけ、ファミリーを脱退していたのだ。
そのスノーが自分等の目の前にいることが二人は信じられないのだろう。
スノー 「わしはずっと、主と一緒だったが?
昔、そういったじゃろうて。」
その言葉を聞くや否や二人は顔をしかめる。
多分だが、昔の事を思い出しているのだろう。
ーーーーーー昔ーーーーーーーーーーー
部下 「シューラ.....様。」
部下 「くっ.........。」
ファミリーのアジト......そこで、10000人をも越える沢山の人々が拳を強く握る。
部下 「......わりぃ皆。」
そんななか一人の男が立ち上がる。
部下 「わりぃ、先生。
あんた達には感謝してんだ。だが、ボスが.....俺を拾ってくれたシューラ様がいないこのファミリーで、俺はやっていけねぇ。.....すまねえ。俺は、俺はこのファミリーから......抜けさせてもらうぜ。」
男は涙を流しながら仲間達と向き合うと、部屋から出ていった。
レナ 「.....また......私達の家族(ファミリー)が減っちゃった.....。」
ルナ 「...しっかりして.....レナ。 大丈夫......大丈夫だから。」
部屋の片隅で二人の少女が慰め会う。
少女は慰め会いながらちかくにいた、二人の男性に目を向けた。
レナ 「.......ねぇ.....先生。」
ルナ 「先生達は........シューラ様みたいに......」
二人 「「消えちゃったりしないでね。」」
二人は男達を見てそう言った。
声は震え、泣きそうなのに
覚悟を持ったいい目を、顔をしている。
カイ 「ああ、消えないさ。」
スノー 「主の居場所を守っておかなければいけないからな。」
顔を見合わせながらそう言った二人はその大きな手のひらを二人の少女の頭におき撫でる。
スノー 「それに、主は死んだわけじゃない...消えただけだ。」
カイ 「そうだぜ。ルナ、レナ。俺を救ってくれた人だ。そう簡単に死ぬわきゃねぇさ。
大方、道に迷って迷子にでもなってんだろうぜ。」
二人 「.....。」
カイ 「ﾌｯ。寂しいだろ。.....もうちょっとだ。もうちょっと待てば.....きっとあの人は帰ってくる。」
スノー 「頭でもかきながら、馬鹿なことでも考えながら。何時もと同じ顔で帰ってくる。」
スノー達 『待っててやろう。あの人の居場所を...守って。』
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琴吹白(プロフ) - 夢さん» いつもありがとうございます。夢さんが仰ったようにもうそろそろで過去編も終了を迎えますよ♪ あと、話についてこれなかったという方すいません。もうそろそろ次に行きますので底で纏めたものを書こうと思いました！ これからもよろしくお願いしますね。 (2017年9月9日 22時) (
レス) id: c31d0168da (このIDを非表示/違反報告)
夢 - 後々、多分私も何ですがたまに話に付いていけなくなることがあるんです！出来れば、今までの流れをまとめて下さいませんか？ お暇な時で構いませんので、更新頑張って下さいね！応援しています！ (2017年9月9日 21時) (レス) id: 1f17b8c21c (このIDを非表示/違反報告)
夢 - わぁー！面白いです！ 更新の方忙しかったのかはあまりわかりませんが、がんばってください！ あ、このながれからすると、もうそろそろで過去編終了ですか？ (2017年9月9日 21時) (レス) id: 1f17b8c21c (このIDを非表示/違反報告)
琴吹白(プロフ) - ありがとうございます。頑張りますね。 あ、でも今日は更新できないので明日まとめて更新しますね。此からも宜しくお願いします。 (2017年8月31日 22時) (レス) id: c31d0168da (このIDを非表示/違反報告)
夢 - お疲れ様です！ 頑張って下さいね！ (2017年8月31日 21時) (レス) id: 1f17b8c21c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琴吹 白 | 作成日時：2017年7月21日 12時
