敵同士だけど、貴方に恋してしまった (ページ9) - 小説

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「なんだよ、カラ松姫。釣れねぇな。」

「カラ松はこういう奴なんだよ。」

チョロ松、お前、説明雑いな。

「カラ松は、図書室か部屋化にしか居ないもんね。」

そう、外出を禁止されているんだ。

でも…チョロ松も十四松も、よく抜け出して城下町に行ってる。

言う事聞かない辺り、将来ろくな王子になりかねないよね。

「まぁね。外出禁止されているんだから、仕方ないじゃないか。あと、お前らは出過ぎなんだよ。少しは守れよな」

「ヤダよ。お城の中は退屈なんだ。」

退屈って…。

政治について勉強しろよ。

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作者名：青葉さき | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2020年4月25日 18時