『歌|い|手』体調不良シェアハウス

そのろく ページ23

side:senra


「うらたーん、なんやってー？」
「薬絶対持って来いってー」
「あー、病院いかれへんもんなあ」
「そういってたぞ。まあ皆着替えるか、まず」

まあこんなブカブカなままじゃあ行けんもんな。でもサイズが...あ。

「......うらたん、服貸してえや」
「遠回しにチビって言われたぁひっど」
「だって！俺のでかいんやもん！」
「まーしぃの借りればっ...や、もういいし。ちびだしどうせ！」
「開き直らんとってや、逆にめんどい。ちびって言っとらんし」
「うらたん達には僕の親戚が忘れてった服出すわ。うらたん小さめのズボンとTシャツだして来てくれん？」
「わかった」

うらたん舌足らずな感じするなあ、あの年では使わんような言葉使っとるしな。親戚が忘れてった服はようけ占領しているため退かせるのは嬉しい。最近は泊まらせないんだけどまあ昔忘れてったのがようでてくるでてくる。やっば

「よし、うらたんしまくんさかたん。と、向こうもないかもやからまふくんそらるさんあまつきくん」

ぶつぶつ独り言を言いつつ進めた準備が出来たので、リビングへ向かう

「しまくんとさかたん、お着替えしよっか。こっちがしまくんで...こっちがさかたん。ちょっときとってな」

そう言ってその場を離れ、薬の保管場所へ向かう。薬のことが書いてある紙も一緒に持った。しまくん達が少し苦戦しているのが聞こえて、思わず笑ってしまう

「お、せんらこれな。薬ありがと、鞄に入れといて」
「ありがとうらたん。そっちの濃いい緑の服うらたんのです」
「はーい」

薬やらなんやらを鞄に入れて、とりあえず着替えた。やっぱり大きい。着れないことはないけど

「あ、そらるさんに聞けばいいんか」

服要りますかと送って、服を着れた三人を見た。サイズもだいたい合っててよかった。今だけ思ったグッジョブ親戚よ

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