私はあなたが好きなんだけど！【zm】 (ページ8)

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きっかけページ8

私がゾム君を好きになったきっかけ。それは一年生の時。
入学して、教室が分からずうろうろしていた時に、声をかけてくれた男の子。

「なぁなぁ、どうしたん？さっきからうろうろしよるけど、迷った？」

「………うん。」

「一年やんな。俺も一年やねん。一緒行こうや！俺緑川望！皆からはゾムって言われるんよ。君は？」

「私は……森澤A」

ゾム「よろしくな！じゃあ行こうで！」

その後はずっと彼の話を聞いていた。部活は何に入ろうか。とか。彼の友達の話しとか。私のおんなじクラスにシャオロン君という人がいて、とても弄ってくるんよ。とか、鬱先生は、彼女がたくさんいて。いろんな人にナンパしてるとか。色々なことを教えてくれた。

ゾム「ついたで！俺隣のクラスやから、またな！」

「ありがとう。ゾム君。」

ゾム「困っとる女の子居ったら助けるのは当たり前やで！じゃ、またな。」

そのときの彼の笑顔はずっと覚えている。それから何度も彼の姿を見ている内にとても好きになっていった。

今の彼は私のことを覚えていないかもしれないけど、私はあのときからずっと好きだよ。

好きだよ。ゾム君。