私はあなたが好きなんだけど！【zm】 (ページ7)

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告白ページ7

ゾム君と大分仲良くなってきた頃、前はよくされていた質問が減っていっていた。
それでも彼は私に話しかけてくれる。もしかしたら、振り向いてくれたのだろうか。と勘違いしそうなくらい。

ゾム「そんでなー、ロボロって別のクラスにおるやん。あいつの声がうるさいってめっちゃ怒られよって。」

こんな感じで、自分の話をよくしてくれるようになった。そして、とても面白い。
……こんなことも友人に話しているのかな、と思うとちょっと寂しい。

「Aさんいる？話したいことがあるんやけど」

急に話を遮られて現れた多分隣のクラスの男の子。
緊張してるように見える。もしかして、告白されるんかな。なんて、自意識過剰かな。

ゾム君にごめん。と謝るとええよ。いってらっしゃい。なんて言われてしまった。引き留めてはくれないんや……。

「始めてみたときから好きでした！付き合ってください！」

やはり告白で。彼はお願いします！と頭まで下げてきた。
彼の気持ちは嬉しい。でも、やっぱり私はゾム君のことが好きなのだ。
過去に、彼にもらったこの思いは簡単には変わらなくて。

ただ目の前にいる男の子にごめんね。好きな人がいるの。とだけ返し、場を離れた。

ゾム「………」