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「んん…」
syp「あ、起きた」
目が覚めるとイケメン。うーんデジャブ。てか大体酔ったらショッピが介抱してくれてるよな。いつもごめん。
syp「惜しかったです。あと少し寝てくださっていたらキスできたのに」
「完全に目覚めたわ。ありがとうショッピ」
まじ爆弾発言すぎ…心臓に悪いわこの子…
ショッピはすごく残念がっているが…
syp「無防備なAさん」
「止めなさい」
まぁ、そりゃ男と女の二人きり。何も起こらないはずもなく。
…いや、起こさせへんけど
「とにかく、家までありがとう」
syp「ご褒美ください」
ご、ご褒美！？え、な、何もあげるもんない…
はっ、もしかして
「そういうこと？」
syp「そういうこと」
やっぱりか、ゲームのレアアイテムなのか…
くっ、しょうがない。なら、後でショッピの倉庫に私が暖めて置いた超レアアイテムを預けておこう。
syp「…いいんすか？」
「いいよ」
はー。さよなら…。私のゴールドスライムの像…。
なんて思っていると、ショッピが静かに私に近寄る。
え、な、なに？
syp「…Aさん」
「しょ、ぴ…？」
いつの間にか後ろは壁。
迫るかっこいい顔。
「まっ、て！」
syp「嫌です」
嫌！？や、ま、待って！
私は咄嗟に目を瞑った。
その瞬間、唇になにかが触れた。
…？
目を開けると、目の前にはぬいぐるみが。しかも、猫のキャラクターの。
「…なにこれ」
syp「…ふははは！Aさんかわい！」
ショッピは大爆笑し始めた。
syp「安心してくださいよ、まだしません」
「な、な！」
syp「それとも、してほしかった？」
耳元で囁かれる。その声にドキッとする。もう、最近そればかりだ。
「こ、こら！歳上をバカにするんじゃありません！」
syp「本気なんですよ」
「分かってるから！もう…」
ショッピはそのまま、明日も来ますね。と言うと部屋を出た。
明日も、来てくれるんや
もう時間の問題かもしれへんな。
ーーー
あれから数日経ったある日
今日は一段とひどい日だ。
先程から、ゆりさんと担当の同期との喧嘩が止まない。
その間には気だるそうなショッピの姿が。
ゆり「良いじゃあありませんか！王子様と一緒にいて、何が悪いのですの！？」
同期「あのねぇ、彼にも仕事があるの！貴女にもあるの！真面目にしなさい！」
ゆり「ひ、ひどいですわ！もうお昼ですから、ただ王子様を誘っただけですのに！」
ci「ショッピかわいそー」
うーん、助けたい、けど中に入るタイミングが…
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年6月6日 2時
