4週間目 ページ5
結局1週間たってもいらっしゃらなかった…
清水「だ、大丈夫？」
「大丈夫です…」
tn「ほんまに大丈夫か…？」
うぅ、副店長さんまで心配してもらって申し訳ない…
このままなら副店長に伝えて貰うしかないか。
「あの、副店長、実はコネシマさんにお伝えしてほしいことがあって」
tn「え？まぁ、ええけど、どないしたん」
「実は、こないだ面識もないのにお名前で呼んでしまったので、怒っていらっしゃるんじゃないかって思って」
もし、私がいるからここに来ないとかだったらどうしよう！
と言うと、副店長はあははっ！と、大丈夫やで。と笑った。
tn「あいつはそんなん気にするやつやないで？もしかして最近来てないから落ちこんどったんか？なら、大丈夫。あいつ最近まで忙しかってん。」
しばらくしたらまた来るよ。と教えて貰った。
それなら、がんばって…
「がんばって、自分で伝えてみます！」
tn「おん。がんばり」
ーーー
今日もかなり込んできてしまい、全員大忙しだった。あの話をされて以来、まだ彼には会えていない。
その時、お客さんが入られた。
「いらっしゃいませ…」
こ、コネシマさん！と、男性の方！
kn「あぁ、2名で」
「かしこまりました！」
どうしよう…言わなきゃ、でもまだ接客…
とりあえず二人を席に案内して水を渡す。
「ご注文お決まりの際、またお呼びください。」
kn「あぁ、俺は決まってんねん。俺はこれ。ショッピはなんにする？」
syp「え、あぁ、じゃあ俺はこれで。」
と、ショッピと呼ばれた彼はメニュー表を指差した。
二人分の注文をして厨房に回る。
tn「コネシマ…と、あれはショッピくんか？」
「はい。ただ、話せるタイミングが…」
tn「あぁ、なら俺から伝えとく」
「い！いえ！だってショッピさんという方もいらっしゃるし…遅くまで残すのは。」
tn「構わんで。それに話した方が室川さん的にも気持ち楽になるやろ」
それはそうだけど…
き、緊張してしまうんですよ副店長！！
でもあの時、助けてくれたお礼も言いたい…
…優しい人だから大丈夫ね。
「お願いします」
副店長が気を利かせてくれ、コネシマさんは残ってくれることになった。
なぜか、ショッピさんも付き合ってくれるらしい。
就業時間を過ぎ、副店長と二人のもとへ向かった。
tn「ふたりともすまんな」
syp「いえ全然」
kn「全然ええねん！座りぃや二人とも。おつかれさん」
私は二人に向き合うように座った。
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年1月13日 9時
