夜勤 ページ13
や、っちまったぁぁ…
俺はあの時、彼女に危機感をもってほしくて！冷たく言ってしまったが…
怒るのは良くなかったよなぁ…
ut「シッマ、彼女が気になる？」
kn「…まぁな」
彼女に頼まれてトントンを待ってはいるものの、彼女が気になって仕方ない。
ut「そんなに気になるなら、俺はそばに居る、くらい言えばええのに」
kn「やって俺にしか出来んから声かけてくれたんやろうし、彼女の為に、してあげたい…」
やるなぁ。なんて大先生の言葉を聞き流すと、トントンが店から出てくる。
tn「待たせたな」
じゃあ行こうか。と準備が出来たらしいレストランヘと向かう。
ーーー
ut「来たで〜」
「あ！お疲れ様です！ありがとうございます！」
彼女は今日も、かわいい。
「コネシマさんも、ありがとうございました。」
kn「おう」
こんな風にしか言えないのはあかんよな。
トントンの誕生日は滞りなく進んだ。彼もサプライズに驚いて、喜んでくれた。彼女、よく一緒に居る女の定員さん、店長からのプレゼントに少し嬉し泣きしていた。
ご飯を彼女達が運んでくれ、俺たちはゆっくりしていてください！と言われたので、お言葉に甘えることに。
酒の席になったこともあり、盛り上がってきていた。
syp「そういえば、Aさん」
「はい！」
料理を運び終えたのか、座っている彼女に、ショッピが話しかける。俺は、そちらが気になってしまった。
syp「さっきの告白の返事、良いっすか？」
「あ…そ、そうですね…」
kn「はぁ！？！？」
俺は思わずお茶を吹き出し大声をあげて立ち上がる。隣の大先生からうるさっ！と言われるが気にしない。
ショッピが、告白？Aさんに？
syp「…コネシマさん、なんですか？」
kn「あ、いや、なんもない。」
俺は意気地もなくその場に座る。何だかゾムやロボロからの視線がいたい。
syp「…Aさん、あっちの方行きましょう」
「はい…」
シーンと静まり返ってしまった部屋から、二人が出ていってしまう。嫌や、行かんといて…。
その言葉は結局出せずに消えていく。
ut「なんやショッピくん。告白すんの？」
zm「やー実はもうしとんねん」
tn「まじ？やるなぁ、あいつ」
rbr「コネシマ、ええんか？」
kn「…」
ええ訳ないやろ…
でも今は
kn「今は言えへん」
俺はぐっと唇を噛み締めた。
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年1月13日 9時
