冷たい幼馴染みが俺のことを好きなわけがない【sha】 (ページ5)

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「あがったよ」

ut「おー、おかえり～」

sha「おかえり～」

……

いや、パジャマかわええな。
こうやって子供だけでお泊まり会とかするの何年ぶりぐらい久々やから、目に毒過ぎる。

いや、さすがにそういう気分は抑えますよ？

ut「シャオちゃん先に入る～？」

sha「いやいや家主からどーぞ」

というと、鬱はほんま？なら貰うわ。と脱衣所に入った。

さて。

Aの方をなるべく見ないように(かわいいから)ゲーム画面を見る。さっきまで鬱としていたモ◯ハンを閉じてポ◯モンを開く。

「シャオ…」

sha「へ」

久しぶりに彼女から呼ばれた愛称に驚いて呼ばれる方を見ると、顔を赤くして袖を引っ張ってきた。

そしてしばしの沈黙。

sha「どったん？」

「…」

中々話し出せない彼女。まぁ、あまり彼女はどこぞの兄と違って大人しい子やから、言い出しにくいのかな。

とりあえず

sha「とりあえず、そこの椅子座り？髪乾かしたるから。はよ乾かさんと、風邪引くで？」

と言うと彼女はうん。と頷いて素直に座った。
俺は水場からドライヤーとブラシを借りて、彼女の髪を乾かす。

…綺麗な髪。しっかり手入れとかしてんねやろうな。

って、俺、それは変態なんちゃうか！？
てか、Aも受け入れてたけど、ほんまはこーいうの、しない方が良かったのでは…

というか、大分乾いたし、もうええかな

sha「…終わったで」

「ありがとう」

振り向いたとき、良い匂いがしてやばくなったのは俺だけの話にしておこう。

「あ、のね、シャオ、私、シャオとまた一緒に…！」

ut「あがったで～」

「…」

sha「…」

ut「…え？」

その後なぜか鬱はAからビンタされていた。ざまぁw

ーーー

「お兄ちゃんのあほ」

ut「なんでそんなこと言うん！なんや、お兄ちゃんはただお風呂上がっただけやで！？」

それはそうなんやけど！お兄ちゃんを責めるのも違うんやけどさ！

折角勇気を出せそうだったのに！！

ut「A～、二人っきりの時間邪魔して悪かったって～！もう怒らんといて～！」

めそめそっと口で良いながら私に抱きつく兄。もう怒ってないよ。と伝えると、良かったぁ～！と離してくれた。

…てか、あれ？

「私、お兄ちゃんにシャオが好きなこと話したっけ？」

ut「あ、やっぱり？やろうと思っててん」

ば、バレてる、だと！？

「お兄ちゃん！この事、シャオには！」

ut「分かってるってお兄ちゃんに任せとき！」

…不安だなぁ