冷たい幼馴染みが俺のことを好きなわけがない【sha】 (ページ6)

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お風呂に浸かり今日の疲れを落とす。
いつもやったら大音量で歌って母さんに怒られたりするけど今日はさすがに止めておこう。

にしても、今日はAとたくさん話せて嬉しいなぁ。
また明日も話せるかな。あわよくば…なんて。

どちらにせよ、また俺と話してくれるだけで一歩前進やし、今日はええ日やったな！

お風呂からあがりリビングに戻ると、彼女は兄に体を預けて寝ていた。

ut「シャオちゃんおかえり」

sha「A、寝ちゃったん？」

大先生に小声で話しかけると、ほんまはシャオちゃんを待つってさっきまで頑張ってたんやけど。と教えてくれた。

sha「とりあえず、その体勢きついやろうからベッドに寝せてあげよ」

さすがに今の体勢から大先生は動けんやろうから、俺が連れていくわ。と言うとニヤニヤしながらほんならお願いするわ。と言うのであとで大乱闘で潰します。

とりあえず彼女を抱き、部屋に入る。彼女の部屋はシンプルで綺麗な部屋だ。
ほんまにどこぞの兄とは大違いやな。

ベッドに寝かせて布団をかける。すやすや眠る彼女が、なんだか昔みたいで。

sha「…おやすみ」

そっとほっぺたに口づけた。

ーーー

「…あれ、もう朝？」

おかしい、シャオを待っていたはずなのに、寝ちゃった？
自分の部屋だし、きっとお兄ちゃんだな？

リビングに戻ると、そこにはすでにシャオが起きていた。

「シャオロン、おはよ」

sha「あ、おはよ！A。ごめん、勝手にキッチン借りてるわ」

え、もしかして、朝ごはん作ってくれてるってこと？

「全然大丈夫。」

sha「よかった！今朝ごはん作ってるから顔とか洗ってきいや」

「ありがとう」

朝からシャオと話せるなんて、嬉しすぎる！
てかリビングでお兄ちゃんも寝てたな。全く…

…羨ましいよ！

シャオの朝ごはんは豪華だった。
トーストとサラダと目玉焼き。あとお湯で溶かすスープ

シャオ、天才では？

sha「おい大先生、朝ごはん出来たから食べよ！起きて！」

ut「んん、シャオちゃん…」

sha「なんやねんはよ起きいや！」

ごめんね、うちの兄が。と謝ると、全然大丈夫！と笑顔で返してくれた。

ーーー

昨日今日と夢のような時間やったな。

kn「おいシャオロン！お前なに腑抜けた顔しとんねん」

sha「そんな顔してへんし」

いや、してるかもしらん。気を付けんとな。

rbr「おはよーさん」

kn「あれ？今ロボロの声した気がすんねんけど」

sha「え？ほんまか？」

rbr「ここにおるわ！」

今日も1日が始まる