冷たい幼馴染みが俺のことを好きなわけがない【sha】 (ページ8)

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結実「あ！やっときた！A！」

「結実？どうしたの？」

教室に戻ると、コネシマくんと結実が話していた。

kn「おい！おいA、この夏、チャンスやで！」

コネシマくんが小声で私に話す。

結実「名付けて、海で告白大作戦よ！！ちなロボロも協力するから」

えぇ！？

「そ、それはむ」

結実「むりじゃなーい！！」

kn「せやぞ！！男にならんかい！！」

男にはなれないけど！

「てかほら！授業始まるから！席つこう！」

と言っても、結実は隣でコネシマくんは後ろやねんけど……
しかも次はエーミール先生か…

結局、授業中コネシマくんと結実に作戦内容を聞かされ続けた。

ーーー

結実「いい？A。シャオロンをしっかりとデートに誘うのよ！」

kn「そして水着一緒に買うんやで！？」

「はぁい…」

今日は一段と忙しかった…
結実もコネシマくんも部活に行ったことやし、私も行こ…

sha「あ、A！」

「シャオロン？」

sha「おつかれ！」

「お疲れ」

シャオはあー…と歯切れが悪そうにしながらもいつもの笑顔で話してくれる。それだけで元気になるよ。

sha「あのさ、A、今日…」

椎野「あ！シャオロンくんいた！」

椎野さんが笑顔でこちらに駆け寄ってくる。シャオロンは若干嫌そうな顔で彼女に振り向く。

椎野「シャオロンくん！今から部活？今日終わったら一緒に帰らない？」

sha「俺今Aと話してたんやけど…」

椎野「あ、ご、ごめんね！シャオロンくん見つけて嬉しくて……」

あ、やっぱり、みかちゃんはシャオロンのこと好きなんだ…

やだ、見たくないな…

「シャオロン私もう行くからね？」

sha「え？ま、待ってやA…」

椎野「ご、ごめんね星野さん…」

椎野さんがシャオロンの袖を引っ張ってる。
その二人がお似合いで…

私は逃げた

ーーー

rbr「…あんさん何してるんや…」

「穴掘ってる」

何があったか知らないが、彼女の元気がない。
今日は花壇に花を植えるから皆で(大先生はサボり)花を植える作業なのに。

穴を掘ってるといいつつも、彼女はずっと掘った穴に土をもどしているだけだ。

これは絶対なんかあった。

スマホを取り出し、彼女の兄に連絡を入れようとすると、意外な人物からAを心配する連絡が。

…なんでゾムから？珍しいな。

とりあえず、彼女は大丈夫ではない旨を彼に報告した。