9話 ページ9
彼女、俺の部下で、スパイだった女は、とても動きが早く、中々倒すことが出来ない。
くそ…。こんなことをしてる間にも、ショッピくんの治療せなあかんのに。
「ふふ、考え事ですかぁ？余裕ですね」
「お前も余裕やな。」
「えぇ！だって勝てる自信しかない！ショッピ様だって一撃だったし！Aさんだって手こずったけれど、やれたし！」
は
Aを？
「あはは！やっぱり書記長様って、Aさんのこと好きだったんですね！！その絶望の顔！最高だわ！！」
「………」
早く、早く倒さなくては…。
「お前は、ここで、俺がやる」
「ふふ、一生のお別れですね」
彼女目掛けて剣を振り下ろす。
避けられるが、別の手にも握っている剣を腰目掛けて刺す。
「なっ…！」
「…」
俺は両手剣を、不意を突いた彼女に振り下ろす。
本来であれば、捕虜として、情報を吐かせないと行けないのに、気付けば彼女の息は無かった。
「……A」
「……うぅ…」
「！？ショッピくん！！」
先程まで倒れていたショッピくんが、少しだけ目を覚ます。気絶していた様だ。
「大丈夫か！今、助けるからな！」
「トントンさん…Aが……書記室の皆さんは…」
「…っ！とりあえず、治療室に行くぞ。」
大怪我の彼を背負い、治療室まで歩く。治療室に着くとそこにはエーミールが居た。
「トントンさん。お疲れ様です。……ショッピさん！？」
「エーミールか。」
「とりあえず治療をしましょう。大先生は今いらっしゃいませんから、私が…」
エーミールの話によると、治療室の監督である大先生は、今、色々な所を巡っているらしい。
何でも、この基地には書記以外にも、戦闘部隊、監視室、更には食堂室にまでα国のスパイ思われる人物が紛れ込んで居たらしい。
それを止めたコネシマ、ロボロ、ひとらんが大怪我を負ったとのこと。
ロボロがやられてもうたから連絡が一時全く無かったんやな…。
「トントンさんもお怪我されていますね。治療します。」
「…エミさん。Aは、書記の皆は、どこ行ったん…」
「…私にも分からないのです。トントンさんがこの基地を出た後…」
エーミールは詳しく、出来事について話し始めた。
ーーー
作者ほたてです。
こちらの作品を読んでいただき、誠にありがとうございます。
たくさんの評価、そして登録。順位も最高3位と、感謝の気持ちでいっぱいです。
これからもこちらの作品を楽しんで頂けるよう、頑張ります。よろしくお願い致します
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ボクくん - ほたてさん»ありがとうございます！理解しました！物語の続きがより一層楽しみです！頑張ってください！ (2022年8月16日 8時) (
レス) id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - ボクくんさん» こちらの作品を読んでいただき、ありがとうございます。分かりにくい表現になってしまい、申し訳ありません。α国の(敵の)者が、tnさんの部下の中に居る。えらいこっちゃということになります。このスパイを指しています。このような解答で大丈夫でしょうか？すみません (2022年8月15日 23時) (レス) @page8 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ボクくん - 初めて拝見しましたが、素晴らしかったです！あと、私はバカなので8話の『俺の部下』って誰のことを指しているんでしょうか？長文申し訳なきです (2022年8月15日 17時) (レス) @page8 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 徹夜のシロツメクサさん» ありがとうございます。褒めていただけてとても嬉しいです。お心遣い、ありがとうございます。楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2022年8月7日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
徹夜のシロツメクサ - ﾝｷﾞｬｧｧｧｧｧ最高すぎるんじゃあ(白目)作者様神ってる…！生まれてきてくれてありがとう！無理しない程度に頑張ってください！ (2022年8月7日 20時) (レス) id: 9362d20e8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年8月2日 10時
