我らが総統の生活【w,rw，rd！】

生活1‐30 ページ30

*°



冷たい、寒い、熱い、痛い、ここはどこだ


真っ白な空間に1人、歩いてもどこまでも続く白い空間。閉じ込められている気分だ


数十分、数時間歩いただろうか、一旦休むために止まると足元から無数の手が出てきて暗闇に引きずり込まれていく

自然と怖くない。そこまま身を委ねようか、なんて思ってしまう


そして全身暗闇に引きずり込まれると目を塞がれ耳元で






「＿＿＿＿＿＿＿＿＿」






と言われプツリと意識が切れた









*°



目を覚ますと視界に淡い光が差し込んできた。生憎眼鏡がない為よく分からないが多分心電を見るやつだろう。よく分からんが

この音だけ聞こえる。意識を集中して気配を探ってみるがこの部屋には私以外誰もいない。さて、どうするか



『...ゆっぐる』



そう呼ぶとぽよぽよと音を立て私のお腹の上によじ登りすりすりと寄ってきた。針が刺さった腕で頭を撫でると手に擦り寄ってきた

このもちもちは気持ちがええなぁ



『ゆっグル、今日は何日や...。あるから、何日たった...？
あ、あと眼鏡あるか？』

ゆっ「ゆ！」



眼鏡を手の届く距離に置いてくれてそれをかけ、カレンダーを見ると4日経っていたようだ。

だがこの静けさはおかしい。何があったんだ...？

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