彼たちとの日常生活【undertale au】 (ページ7)

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４：エピック「重い重い愛」ページ7

両片思いの可哀想なエピックくん目線です

リスカ描写注意

「またか…」

可愛らしいしぐさでふふと笑う彼女。Aという可愛い俺の片思いの相手

彼女は俺のことなんて眼中に入っていないだろう。この世界は噓で成り立っている

俺が遊び人という噂が流れているらしい。彼女の耳には入っただろうか。怖い。

Aは俺のことをどう思っているだろうか。気持ち悪い変態に思われているのか

自室に入り、常備しているカッターを取る

ぐすり、ざくり、嫌な音がして俺の腕からは血が流れた

Aのことは四六時中考えてる。それじゃダメなのか？伝えるべきか？

今日のAは、また俺以外の男と話していた。それを指摘できる立場じゃないことにとてもイライラする

彼氏でもない男なんだ。そんな俺がまた嫌だった

「いい加減に気付いてほしい」

今までたくさん好きだと伝えてきた。何が駄目だったんだろうか。

彼女の前ではできるだけ格好良く、余裕ある姿を演じてきたつもりだ。

やはり、俺は演技が下手なんだなと改めて実感する

自分の頼りなさは自分がよく分かっている。さて

今日はなんだか気分がいつもより悪い。いつもより多く傷がついた、

さすがに周りにバレるかもしれない。包帯を回して自分の醜さを実感する

あぁ、辛い。恋とはここまで気持ち悪いものだっただろうか、

こんなに生活に支障が出るものだっただろうか？

ガチャリとドアが開く。マズイ、血の処理ができていない

「エピック～？」A!?

部屋の中が見えぬようにAを外へ連れ出す

「ふふ、今日は確か、一回も会ってなかったよね？」

「ああ…確かにそうだな」

ズキン…ズキン…と自身の存在を主張するように傷口が痛む

「だからね！エピックに会いたいなーっておもって！」

あぁ、その元気な笑顔。俺はそれがとてもほしい

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つづく。なんか暗いな。