【歌い手×黒バス】やがてその少女の名は語り継がれる (ページ10)

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９話　メアド交換ページ10

ぽ「はー満喫したあー！」
蛇「何を満喫したんだよ…」
ぽ「Aちゃんの声」←
すいません耳があの世に逝きます←
そ「あ、そうだAさん」
『ふぁいっ』←
そ「ｗｗｗメアド交換しない？」
『はぇ？』
ものすごい間抜けな声が出た。
あの。そう、あの。
ボカロ歌い手界でこれでもかといほどの有名なあのそらるさんが。
端くれにも及ばない僕のような灰色という名の未来が見えない僕に。←
メアドを交換しよう、連絡先を交換しようと。
しかも相手から。
言ってくれている。
とどのつまり誘っているわけだ。
『え、あの、僕なんでよければ』
しゃ「ずるいですよそらるさん！俺も！」
まただ。
天界から手が差し伸べられる。←
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結局は今日来ていた人とメアドを交換した。
『あ、兄さん、明日から２泊合宿だから…』
蛇「んー…あ、俺明日から仕事でしばらくいないわ…明日母さんから生活費送られるから」
『はあーい…いってらっさひ』
蛇「え、今なんつった？」←
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朝。
夏なので朝から太陽とセミは絶好調である。
『ういいいい…あづっ…』
時刻はぴったり７時。集合は帝光中校門前となっている。
さっさと出かける用意をしなきゃいけない。でなければ赤司にぶっ殺られる←
服装は自由となっているため、白黒のボーダーのタンクトップに半そでのパーカを着、チェーンが付いた黒のフリルを履いた。
キャリアカーだったかなんだかわすれたがそれを引いて外出←
鍵をがちゃっと閉め、帝光へとまっすぐ向かう。