【歌い手×黒バス】やがてその少女の名は語り継がれる (ページ6)

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５話　お隣さんはお兄さんページ6

次の日。
昨日は波乱万丈必至な一日だったことを追憶しながらも重い体を起こす。
昨日は仕事で居なかったが、今日はアイツが居ることが一発でわかった。
『はあ…今日も波乱万丈ですか』
「おはよ」
そういって元気に僕の部屋のドアを半分蹴破って入ってきたのはあの五人ということで有名な蛇足。
蛇足は、僕の実の兄だ。
イケボでカッコいいし、逆ナンも多々あるらしいが重度のツンデレだ。
スッゴイクールなのだが、時々弱いところを突くと可愛くなる。
そのギャップが激しいところも好きだ。だから完璧な兄といってもいい。
蛇「少しずつバレてんぞ、お前が女だってこと」
『バレたら歌い手人生オワタだから』←
蛇「あ、そだ。今日家に五人来るから」
『え"』
その兄の衝撃的すぎる一言に頭に何か鈍器を殴られたような衝撃が当たった。
蛇「まーあれだな。正体バレ『オイゴルァテメェ』サーセン…
でもしょうがねーじゃん…あのみーちゃんという大魔王に家入らせなきゃ…って」
『気持ちはわかるが←困る…』
蛇「変装しときゃあ大丈夫『じゃねえ』
マズイ。マズイぞ…
『地声もう既に生放送で公開しちゃってるからなあ…』
蛇「まあ、がんばれ」
『黙れ投げやり兄』←
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ぽ「おっじゃまっしま～す!!」
蛇「おー…一気に来たなお前ら…」
み「結構広くね？」
k「おお」
け「ホントだ…れ？蛇足その子誰？」
蛇「ああ、コイツは…もういいよな？」
『どうにでもなれや』←
み「あれ…その声って」
蛇「コイツは灰色だ」
「えええええええええええええ!?」
耳が引きちぎれるほどの叫声が聞こえた。近所迷惑です。
み「え、この子が!?うそでしょ!?」
蛇「残念ながら嘘ではないんだよなーA」
ぽ「イヤイヤイヤ、名前サラッと公開しちゃってるから」
『嘘ではないんだよねー』←
脳内会議が殺戮ショーを繰り広げた瞬間、もう思考回路がストップパンクして狂い始めた。
け「え、むっちゃ可愛くない!?」
『え"』←
ちょっと待て。
全国的に有名であの５人としても誇るべき人気を叩き出すけったろ様が僕のような地味子がかわいいと？
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