【歌い手×黒バス】やがてその少女の名は語り継がれる (ページ5)

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４話　アイスはパルムが一番おいしいページ5

『おっそい』
緑「着替える時間も察してほしいのだよ！」
『え、なに？のぞかれてほしいわけ？』←
緑「そーゆーこっちゃないのだよっ！」
『あーっはっは、真ちゃんいじりがいありすぎて困るわーｗｗｗ』
夜の街灯が照らす商店街を少し歩くと、ロイヤルローソンだかなんか忘れたがそんなのがあった。
ここのコンビニの商品はどれをとっても凄く美味しい。
からあげなどは勿論、市販のジュースもなぜかおいしい。
そのためここがつぶれたら僕はのどの調子が悪くなるといっても過言でもない。
紫「あ、ついたね～」
紫原は眠そうに指を指す。
『うおお涼しい…』
「いらっしゃいませー」
店員は営業スマイルで僕たちに笑いかける。
『黄瀬、おごれよ約束通り』
黄「了解ッス！」
召使がこれじゃあ使い者にはならないがこの差はいいな←
アイスのコーナーには購買意欲をそそるアイスがたくさんあるが、僕が今求めるのはたった一つしかない。
棚の取っ手に手を掛け、ひんやりとした空気が漏れ出す中、最も寒い所に手を伸ばし、赤い袋で包まれたチョコのアイスをとる。
『コレ、保冷剤もつけといてねー』
黄「わかったッス」
黄瀬は小走りにレジに並んだ。
さてと。
僕が向かったのは無論、雑誌コーナー。
そこには、歌い手の雑誌があった。
特集は灰色の正体について、と書かれてある。
『…？』
ぱらりとめくると、いろいろなことが書いてあった。
灰色は女説、灰色は美人説、まるで霧のようだ、など。
ｔｋ、女は確定なのか…これを知られたら少し世間の目から外れたい。
黄「買ってきたッスよ～」
『あ、あんがと
じゃあ帰ろ』
その後、自宅に戻る。
パソコンを起動して、午前中に投稿した東京テディベアがどうなっているのかをチェックする。
すると、驚くべき数字が叩き出されていた。
再生数は100万を有に超え、マイリスはのべ10万。ニコるは10万だ。
既に一日でミリオンを達成してしまった…他の歌い手に恨まれること間違いなしではないのだろうか。
ツイッターでも「東京テディベア聞きました！」とか「上手いですねー！」とか、褒め文句ばかり。
いつになったら歌い手と顔を合わせることができるのだろうか。
そんなこと、やった時点でもう終わりだろうか…。