122話 ページ27
Aside
貴「駄目です・・・」
駄目だ
だって私は不幸じゃないといけない・・
神「・・・」
神楽さんはただ言葉を待つようにこっちを見つめてくる
やめて
そんな『人並み』な扱いをしないで
幸せになってしまうから
貴「わ、たし・・は・・・」
幸せだって認めたらミコの死に意味があることになってしまうから
そんなの嫌だ
本当にミコが死んでくれたおかげで幸せになれたみたいじゃないか
ミコが生きていたから幸せになれなかったみたいじゃないか
貴「不幸じゃ・・ないと・・・」
幸せなんかじゃない・・・
駄目だ・・
神「・・・
ねぇ・・もう無理しなくていいアル
嬉しいことがあったら一緒に喜ぶ
悔しいことがあったら一緒に怒る
悲しいことがあったら一緒に泣く
楽しいことがあったら一緒に笑う
・・・友達ってそういうものヨ」
貴「・・・」
・・・
貴「・・・いいんですか
私は
許されていいんですか・・・・・?」
『もういいよ』
そんな声が聞こえて、涙がこぼれた
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白猫 - 面白くて一気読みしました!!これからの展開が楽しみです!更新頑張ってください!! (2016年11月19日 11時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
REMI - うふす (2016年11月12日 10時) (レス) id: 52dbecf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴降り | 作成日時:2016年10月13日 23時