117話 ページ22
10月の・・・15日だったと思います
その日も、いつものように学校への道を歩いていました
姉の通っていた高校・・銀魂高校と私の通っていた高校の分かれ道で
唐突に姉が『忘れ物をした』と騒ぎだしました
姉は『先に行ってて』と叫びながら家に走って行きました
ちょうど分かれ道で言いだしたのも彼女の計算だったのでしょう
私はそのまま高校に行きました
いつものいじめ・・・というか私の通っていた高校は信じられないほど荒れてて
授業もほぼ成り立たないくらいだったので、もう居ること自体いじめみたいなものでしたけど
・・・いや、それはどうでもいいですね
そんな中、いろんな嫌がらせの合間にいつものように姉とLINEで連絡を取ろうとしたんですが
何故か返ってきませんでした
さすがに異常だと思ったのですが、
『勝手に帰った』なんてふざけた理由で明日のいじめが酷くなるのも嫌だったので
私は帰りませんでした
いつもは帰りも分かれ道で待ち合わせをして、一緒に帰っていました
ですが、いくら待っても姉が来る様子はありませんでした
不安になって電話をかけましたが、繋がりませんでした
やけに胸騒ぎがして、走って帰りました
玄関のドアを開けて、
リビングのドアを開けたら、
そこに、
姉がいました。
父親に首を絞められている姉が。
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白猫 - 面白くて一気読みしました!!これからの展開が楽しみです!更新頑張ってください!! (2016年11月19日 11時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
REMI - うふす (2016年11月12日 10時) (レス) id: 52dbecf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴降り | 作成日時:2016年10月13日 23時