114話 ページ19
変化というのは信じてもいない人間にはなかなか訪れないようで、
結局そんな生活が変わったのは小6の秋ごろでした
変化といっても大したことではありません。
ようやくアパートの住民の誰かが気付いたらしく、通報したらしいです
残念ながらその薄っぺらい正義感は、父親によっていとも簡単にもみ消されましたが。
ですが、さすがにそのまま子供二人でアパートに住ませておくのはまずいと思ったらしく
私達は今の家に引っ越させられました
引っ越しといっても、実際はいきなり車に放り込まれて今の家に置き去りにされただけですけどね
何も持ってきていなかったのでその後、姉と協力してアパートから荷物を運びました
今の家は当時、一応父親と母親が住んでいるらしき家でした
ですが、父親も母親も家に帰らない人のようだったので部屋があるだけでした
家には空き部屋がいくつかありました
そのうちの2部屋を私と姉、それぞれの部屋ということにしました
さっきも言いましたが、引っ越しをしたところで大した変化は起こりません
あ・・でも、父親の私達への興味はかなり無くなったらしく、暴力は減ったと思います
母親はろくに顔も合わせていないので覚えていません
・・・。
それから少し経って、私達は中学生になりました
いじめは格段に酷くなりました
中学生になると小学生の時よりもストレスが増えます
説明はしなくても分かるでしょう
そのストレスがほぼすべていじめで発散され始めました
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白猫 - 面白くて一気読みしました!!これからの展開が楽しみです!更新頑張ってください!! (2016年11月19日 11時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
REMI - うふす (2016年11月12日 10時) (レス) id: 52dbecf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:飴降り | 作成日時:2016年10月13日 23時