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111話 ページ16
私と姉はアパートに住んでいました
物心がついた頃から両親はほぼ家にいることはなく、
定期的に親から渡されるお金を生活に使っていました
姉はどうか知りませんが、私は自分の両親について何一つ疑問を持ったことがありませんでした
にわとりの雛が最初に見た動くものを親だと思い込むように、
私はその生活があたりまえだと思っていました
小さな子供が二人きりで生活していて、両親はほとんど見かけない。
当然、アパートの住民は訝しがりました
〈あの家は何でいつも子供だけなんだ？〉
〈育児放棄かしら・・・〉
そんな噂が絶えることはありませんでした
時は流れ、私と姉は小学校に入学しました
両親との関係は大して変わりませんでしたが、学校での私の地位は底辺でした
・・・いじめです。
姉は私のいじめにすぐに気付きました
ですが、双子は違うクラスにされます
クラスが違うとできることにも限りがあるようでした
私は教師に必死に訴えましたが、まるで相手にされませんでした
小学生の扱いなんて、所詮そんなものです
自分たちではどうにもできない事態に、私と姉は両親に相談することにしました
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白猫 - 面白くて一気読みしました！！これからの展開が楽しみです！更新頑張ってください！！ (2016年11月19日 11時) (
レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
REMI - うふす (2016年11月12日 10時) (レス) id: 52dbecf78a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飴降り | 作成日時：2016年10月13日 23時
