109話 ページ14
神楽side
沖「A・・・」
サドが呟いた
ゆっくりとAの瞼が動く
緩慢な動きで上半身を起こすと俯きながら横目で高杉と神威を睨みつけた
高「睨まれる覚えはねェんだがな」
威「ずっと起きてたのは知ってるから早く説明してよヨ」
Aは言葉を紡ごうとした
でも人工呼吸器が邪魔で話せないみたい
神「・・・A
お医者さんが舌が治るまでは話せないって言ってたアル
・・・こいつらのことなんて気にする必要ないネ
休むヨロシ」
言い聞かせるようにそう言った
Aは考え込むようにしばらく動きを止める
その顔には何も感情が浮かんでいない
そしていきなり、
むしり取るように無理やり人工呼吸器を外した
神「なっ、何してるアルかッ!
駄目アル!」
思わず駆け寄って休ませようとした
貴「・・問題ありません」
Aは私にだけ聞こえるくらいの声で囁いた
そしてあらためて高杉と神威を睨みつける
威「ふーん・・やっぱり治ってるか
ねえもしかして君も強いの?」
高「テメェは黙ってろ」
50人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白猫 - 面白くて一気読みしました!!これからの展開が楽しみです!更新頑張ってください!! (2016年11月19日 11時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
REMI - うふす (2016年11月12日 10時) (レス) id: 52dbecf78a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:飴降り | 作成日時:2016年10月13日 23時