【○魂3z】＿＿＿少女

94話 ページ48

神威side
へたり込んだまま睨んでくるA
墓地にいることもあいまって本当の幽霊みたいだ

未練がましくカッターを見つめるAの目の前で
カッターを見せつけるように



　




握りつぶす

　





貴「・・ぁ・・・・・」


バキバキバキッ！！

部品や破片が石畳に落ちた


威「さて、と
これでもう死ねないネ」

貴「・・・」


いつもの顔を向ければ
Aはきまり悪そうに目を逸らす


貴「・・・何なんですか
あなたには関係ないでしょう」

威「それが案外関係あるんだよネ」


うん。だって殺しちゃったら怒られる
それはめんどくさい

怪訝な顔をしたAが何か言おうとしたところで


後ろから足音が聞こえた


「A」


Aは目を見開いて


貴「・・・っ」


服の裾を強く掴むと




　




　





　



　




　






　









　









舌を噛み切った。

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