【○魂3z】＿＿＿少女

83話 ページ37

沖田side
言葉が出ない俺をよそにAは張り付けた笑顔で虚空を見つめる


貴「ふふ・・・どうしたんですか？」


・・・


沖「・・何で笑ってられるんでィ」

貴「？ だって





嬉しいことを喜んじゃいけないんですか？」

沖「・・・は？」


今こいつは何と言った？
『嬉しいこと』？

混乱する俺を放置してAは話を続ける


貴「私達ずっと暴力受け続けてきたんですよ？
なのに姉に無理やり仕事させてさぁ・・・
だって姉はあいつらに殺されたんですよ？
なのにジサツしたなんて偽っちゃって。
しかも容姿が似てるからって姉の代わりに仕事をしろ？
ふざけんじゃないってもんですよ
あの子を金のなる木とでも思ってたのかは知らないですけど罪には罰が必要でしょう？
なのに勝手に死んで賠償金全部押しつけて・・・
私達はあなたの下僕じゃないですよって言いたいですね
あーあ、どうせならこの手で殺したかったなぁ・・・」


Aは笑いながらも苦しそうに言葉を吐き出した

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