歌手音ピコ 〜特別なマスター〜 ページ1
ピ「旅立つ日の君に何も言えなかった〜♪」
貴「あ、ストップ!」
またストップがかかった。これで何回目だろう?
ピ「何ですか、マスター?」
貴「今の部分、ちょっと音がさがってたかな。それと、声、かれてきてるよ。水分補給しよう か?」
ピ「あ…そうですか。でも水分補給はいいです」
貴「よくない。折角、ピコの声は綺麗なんだから。こっちおいで。何がいい?」
いらないって言ったのにな…。
ボクの声…。こんな、こんなものを……
貴「ピコ、元気がないよ?」
ピ「マスター…」
貴「どうしたの?」
ピ「こんなこと言いたくないんですけど…」
貴「私、また太ったとか?」
ピ「いえ、違います。真面目な話で…」
貴「あ、ああ。ごめんごめんww」
お世話になったマスターには絶対言いたくなかった。
でも、これじゃ、このままじゃ…。
貴「で、話って?」
ピ「このままじゃマスターはボクのせいで…ボクのせいでよくない人生を送ってしまいます」
貴「…」
ピ「だから、ボクとのパートナーを解消してほしいんです」
貴「ふーん。で、なんでそう思ったの?どうしてそう思うわけ?」
ピ「それに対しての返答は後出にして下さい。それより質問があります…」
分かってる。
ボクは、本当は…ずっと……
ピ「どうして両声類なんて呼ばれるボクと一緒にいてくれるんですか?」
貴「そう言うことか。私がピコをパートナーとして選んだ理由、わかる?」
ピ「いえ…」
貴「それはね…ピコ、私の好きな曲、桜音、歌って」
ピ「は、はぁ…いいですけど」
―――♪
ピ「…これで満足ですか、マスター?」
貴「うん。ピコ、どうしてこの歌を今ピコに歌ってもらったかわかる?」
ピ「いいえ」
貴「私がピコと初めて出会った時の事、覚えてる?」
ピ「あ、ああ…ボクが売れのこっちゃってたあの話ですか…?」
貴「そう。私、ピコに言ったじゃん。私と一緒に笑える毎日にしようって。ずっと一緒にいる約束 ね?って…」
ピ「それ、歌詞で…」
貴「ピコ、私ね、ピコの声だけじゃなくて、笑顔も好きなの。人に避けられても笑顔だけは絶やさ なかった」
ピ「…」
貴「ほら、笑って?私、ピコに何一つできない、バカなマスターかもしれないけど…ね?」
ピ「パートナー解消の件、忘れて下さい。それと、好きです。マスター//」
貴「いい笑顔だよ、ピコ。私も好きだよ//」
ピ「これからも、ボクだけの特別なマスターでいて下さい!///」
5人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃりー - ユーさんの見ました!あわ、あわわ////な気持ちになりました!うぎゅー! (2015年7月19日 9時) (携帯から) (レス) id: f686ca31de (このIDを非表示/違反報告)
にゃりー - 私はみーくん(ミクオ)とリント君とレン君のバナナとキスとめいくん(MEITO)とピコのプロポーズを見ました!私も何もしてないのに、腰が痛いです。年かしら。でもまだ15ない…。あと所々分からないとこがあるんですけど… (2015年7月6日 6時) (携帯から) (レス) id: f686ca31de (このIDを非表示/違反報告)
歌手音ユウマ - 翔霖さん» 翔霖さん!!お久しぶりです♪YUU君いいですよね///あの小悪魔系が大好きです/// (2014年9月21日 13時) (レス) id: 82b6370bef (このIDを非表示/違反報告)
翔霖(プロフ) - YUUくんが居ると聞いて!!(ズザザッ) 本当ありがとうございます!! (2014年9月3日 19時) (携帯から) (レス) id: 3a4b6f7a24 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:歌手音ユウマ | 作成日時:2014年8月20日 19時