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報告書No.02 ページ3
｢…つまりその、さにわ？の素質を持つ人を見つけるために調べたら、
俺の霊力？が高いって情報が出てきて勧誘に来た、と？｣
｢えぇ、その通りです。｣
彼は時の政府？の役人をやっているらしい。
話の内容は何となく理解したけど、湊はなんか険しい顔してる。
｢学校は勿論通って頂いて結構ですし、えー、そうですね…
家がもうひとつ出来たと思って頂ければよろしいかと。｣
｢その刀剣男士ってのは刀なんですよね。渚が怪我することはあるんですか？｣
湊が睨むように言うと、男性は言い淀んだ。
｢ない…とも言い切れないのですが、少なくとも可能性は限りなくゼロに近いです。｣
｢…ここには帰って来れますか？｣
｢えぇ、上と掛け合えば出来るはずです。｣
報酬はかなり良いし、日常に1つ仕事が加わったぐらいならやった方が得かな…
｢俺がやらないと言ったらどうするんですか？｣
｢その場合は…、強制的に本丸へ送らせて頂く形になるかと。｣
…結局は拒否権がないって事ね。
湊は俺に任せる。と静かに俺の言葉を待ってる。
｢…良いっすよ。やります。｣
差し出された契約書にサインをして手渡すと、男性はお礼を言って頭を下げた。
これで終わりか。と息をつくと、男性は荷物を持って立ち上がり、こう言った。
｢では、早速ですが本丸に向かって頂きますね。｣
…は？
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作者名：昼寝 | 作成日時：2022年12月10日 20時
