産屋敷輝利哉の婚約者 参 【鬼滅の刃】

真面目な話・・・だよね？(^_^;)１ ページ8

・・・




A「じゃあ、行こうか。」


皆がお別れし終わり、私も準備が出来たので帰ろうとする。と、きょうが横から口を挟んだ。



きょう「ちょっと待って下さい。俺は行くことに決めてます。けど・・・花音達はまだどうするか
　 決めてません。」





そう言えば、ヤバイ。私、勝手に皆で行く気になっちゃってたけどよくよく考えてみたら

花音の口から行くとは言われてない。








それに、花音は女の子だし冬馬はまだ９才だ。

骨も浮き出てるし、所々が栄養失調っぽいし・・・







A「ごめん、確かにきょうの言うとおりだ。
　 二人の意思を尊重してない・・・」


止めてくれてありがとね。きょうにそう付け足す。

すると、きょうが小さくコクンと頷いた。





もし、このまま二人の意見を聞かずに連れて行ってっいたら私は誘拐犯になっていたかもしれないし
花音達だって、やりたくもないことをやらされるところだったのだ。




A「二人とも、本当にごめん。
　 きょうが居たからって勝手にそう考えちゃってた。
　 ごめんね。」

勢いよく頭を下げる。

大袈裟に思うかもしれないが、これは当たり前のことなのだ。




今、勝手な私の独断で小さな子どもたちの未来が失われたのならもっと誤っても足りないくらい。


冬馬「い、いえ・・・」









きょう「で、どうすんだよ。冬馬も花音もついてくんのか？？ていうかついてこれんのか？？」


駄目だ。

本当は嫌だったけど、私のせいで言い出せなかっただけなんだ。





きっと断られる。








花音「行くわよ。ていうか初めからそのつもりだったし。」




『・・・』



A「え・・・？」









花音「なっ、何よ///！？？あんたが誘ったんじゃない！！！
　 私は行くわ！そんでもって今危険に晒されている人を助ける！！///
　 そりゃ、仇だって打ちたいけど多分私じゃ無理だし。
　 仇を打ち終わったら終わりってわけにも行かないしね！！///」



え、え〜と・・・



A「ツンデレですか・・・？」







花音「は？」


きょう「ぶっ・・・」

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