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櫻井 side
大野「……翔くんが言わねぇなら俺が言う。」
櫻井「え……、」
松本「ちょ……！」
相葉「リーダー！？」
勇ましく会場に向き直した智くんはマイクを手に取り勢いのままに言葉を発した。
大野「……今日でAが卒業します。」
二宮「お、大野さん！」
大野「だから今日で嵐は無くなります。」
櫻井「……っ、」
静まり続ける会場。自分の呼吸音だけが響く中、俺はしゃがみ込んだまま動けずにいた。
櫻井「さ、智くん……、」
A「……。」
大野「……でも、」
櫻井「智くん……？」
大野「でもみんなが良いって言うなら、」
わかっていたのだ。
大野「５人で嵐を続けても良いですか？」
俺たちはいつの間にか、骨の髄までアイドルになっていた。
松本「……り、リーダー……、」
大野「これからも５人で嵐を続けて良いですか？」
二宮「大野、さん……、」
大野「６人で作り上げた嵐を、」
相葉「……、」
大野「俺たち５人で守り続けても良いですか？」
いつだろう、Aが俺に嵐とはどのようなグループかと尋ねた事があった。
その質問に対する回答を今、まざまざと見ている気分だ。俺たちには言葉が足りない。伝えきれていない事がたくさんあるはず。伝えずとも、伝わらずともそれで良い。
俺たち６人は同じ野心を掲げている。負けたくない、俺たちは世界一のアイドルグループになるのだ、と。言葉にせずとも、俺たちの心はいつだって一つだった。
大野「俺たちに……、」
櫻井「……。」
大野「俺たちに嵐を守らせてください。」
A「……。」
相葉「お、お願いしますっ！」
松本「……お願いします、」
二宮「お願い……、します、」
深く頭を下げた４人が、愛おしくて堪らななかった。
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彩佳(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました、ほんとに、涙出ました... (2023年3月29日 8時) (
レス) @page16 id: 0b4dc78848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 号泣しました、今の大切さ学びました。 (2021年9月3日 16時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 泣きました。ステキなお話ありがとうございます (2020年5月8日 23時) (レス) id: 8e4b334675 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - あまり小説を見て泣かないのですが。泣いた。ただただ泣いた。ホワイトちゃんを愛する赤さんの気持ち。青さんの覚悟。黄色さん始めとする3人の思い。その思いと覚悟が交錯して絡み合って…。泣きました。感動するお話をありがとうございます。 (2020年3月19日 16時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - お話とても感動しました！最後のビデオが見たいのですがパスワードが分かりません(´；ω；｀)教えて頂きたいです (2019年12月24日 1時) (レス) id: 3fdaaf6b07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rii!
| 作成日時：2017年3月21日 20時
