第4章:【秘密】 ページ40
──あれから二週間が経過した。お休みの日はまふさん達と遊んだりしている。だんだんと彼らは私に素を見せてきた気がする。
そして私はいつも通りパソコンで資料作成したり、お客様のお茶くみをしたりしている。
そんな仕事終わりのある日、家に帰ってゴロゴロしていると見知らぬ電話がかかってきた。見た事ない電話番号だし結構躊躇う。
「…も、もしもし」
『初めまして!』
「あの…どちら様でしょうか」
『あ、申し訳ありません──僕、まふまふさんのライブのスタッフをしています“ミヤムラ”と言います』
「は、はあ…」
『それでアレなんですけど…会社がお休みの日に✕✕ビルに来ていただけませんか?』
「…え」
(なんでこの人、私が会社に勤務してるって知ってるの)
電話に出た時から怪しいと思っていたがますます怪しく感じる。もしかしたら詐欺かもしれない。
「あの…」
『どうかされましたか?』
「さ、詐欺じゃないですよね?」
『…は?』
ミヤムラさんは素っ頓狂な声を出すとアハハハ、と笑い始めた。私、何か間違った事言ったかな。
『…やっぱり(人1)さんは面白いですね』
「…!な、なんで私の…」
『まふまふさんから聞きました。それでお休みの日はいつですか?』
「ちょ、ちょっと待ってください」
手帳を取り出して今月のページを開ける。ちょうど明後日がお休みのようだ。
「明後日が空いてます」
『分かりました!では午後一時に✕✕ビルの会議室に来てください』
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Shiro兎(プロフ) - *・.・アイス・.・*さん» コメントありがとうございます!なるべくいっぱい更新しますね! (2018年11月18日 11時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
*・.・アイス・.・* - 初コメ、失礼します! 詩人さんがラーメンを買おうとしたけどクプラが止めるところが、なぜか私には詩人さんがおにぎりラーメンを食べている〜。に見えてえぇ!?ってなりました() とても面白いので次回も待ってます! (2018年11月18日 11時) (レス) id: 67daa6a916 (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - (о´∀`о)さん» コメントありがとうございます!更新頑張りますね! (2018年10月29日 22時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
(о´∀`о) - 更新頑張って下さい! (2018年10月29日 22時) (レス) id: 6fdf847faa (このIDを非表示/違反報告)
Shiro兎(プロフ) - くっしょんさん» コメントありがとうございます!東方projectですよ!チルノの曲ですよ! (2018年10月27日 16時) (レス) id: 00438dbadd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Shiro兎 | 作成日時:2018年9月7日 0時