告白（仮）されたからって甘い雰囲気になる？【歌い手】

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クリスマス当日。
6時集合ね！と言われていたはずなのに、何故か当日になって1時集合に変更された。
特に予定も入ってなかったから別に良かったけど、なんかあったらどうするつもりだったんだろ。

『(クリスマスプレゼントはRiKuのスケジュール管理能力かな…)』

サンタさんお願いしますね。
なんて、いい歳こいてサンタさん頼りにしてる私。しかも相棒のことに関して頼んでる私。


道中、次から次へと通り過ぎるカップルに『お幸せに』なんて思いながら、先程買ったホールケーキ片手にRiKuの家を目指した。。

一応5号を2つ買ったけど余裕で足りるよね。ていうかもしかしたら足りないくらいかもしれない。あ、そうなったらRiKuに作らせればいいのか。我ながら名案だ。

そう考えていたらいつの間にかRiKuの家の前にたどり着いていて、インターホンを2回押す。
はーい、と言う声が聞こえてすぐ扉が開いた。

「いらっしゃい、すー。メリークリスマス」
『メリークリスマス、RiKu。
ぼっち同士仲良くしようぜ』
「今年は友達と過ごすからNotぼっち！」

腕を使って胸の前で×を作るRiKuを横目に私は聞かなかったふりをして玄関に入る。
RiKuはため息ひとつつくと、ブーツを脱いでいる私を通り越してパステルカラーの可愛いスリッパを用意してくれた。

『これケーキね。何がよかったのか分かんなかったからブッシュドノエルとチーズケーキにしといた』
「あら、ありがと！作ってなかったから助かるわ」

そう言って私からケーキを受け取り冷蔵庫に入れると、彼は変にニヤつきながら戻ってくる。

「すー。なんで集合が早くなったのか気にならない？なるよね？なっちゃってるわよね？」
『……なってますね』
「一緒にMetuberにならない？」
『………あ？』

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