いつもふと思いつくので書いちゃいます！2【短編集】

さかうら ページ36

うらたside

ｳﾞｨｰｳﾞｨｰｳﾞｨｰｳﾞｨｰ



う「ん、何ぃ？」
画面を見れば発信者は恋人。時刻は…



う「もしもし」
坂「あ！うらさん！やっと出てくれた！」
う「お前な…今３時だそ？夜中の」
坂「寝つけなくてさwうらさんの声も聴きたかったし」



嬉しい。最近は忙しくて会う機会も少なかったから、俺だって寂しかった


う「いてててて…」
坂「どうしたん？」
う「目擦ってたらまつげ目に入った」
坂「wwあ、まつげといえばそらるさんがさぁ…」


くだらない内容。LINEで話せばいい内容。けど坂田の声聴くだけで幸せになる俺って…
昔使ってたスマホが引き出しから出てきた。


坂「何してんの？」
う「んー、いやお前とはいろいろあったなって」
坂「前はしょっちゅう喧嘩もしてたよね」
う「うん。けどそのたびに仲直りした」


逢う前はからっぽだった心の中に大切な物を詰めてくれた
小さな事にもこだわってて大事な物を見失ってた頑固なガキが、手を握ってくれることの暖かさ、握り返すことは恥ずかしいことじゃないって事を教えてくれた。離したくないって気持ちは今も変わらない。


坂「もう一時間以上話しちゃってるし、寝たいよね？ごめんねこんな時間まで」
う「いや、別に」
坂「愛してるよ、うらさん」


その瞬間に顔に熱が集まったのが分かった


う「お前…お、俺も愛してる…///」
坂「ふふ、おやすみ」

あんまりにもありきたりな言葉だけど、坂田にしか言わない大切な言葉。



数日後＿

坂「デートしよ」


車に乗せられたけど、なんだろう？坂田の顔がどことなく違うような？

坂「＿ん、＿らさん！うらさん！」
う「あ、坂田…ごめん寝ちゃってた」
坂「ううん。無理矢理連れてきちゃったのは僕だし」
う「それよりこんなとこまで来て、どうした？」

さかうら　続→←ありがとうございます！！

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