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_15.誘拐_ ページ17

目を覚ますとそこは知らない天井だった



私は周りを見ようと体を起こそうとすると

ジャララ

と鉄を引きずる音が聞こえた




そして自分の体を見てみると首元には鎖のようなもの、
そして口には声すらあげられないようなマスク?のような物が付いてあった

ますいな、これじゃ私の異能が使えない、



私は異能が強いというだけで体術や身体能力は所詮人並み程度だ

頭だってキレるわけじゃない、





私は改めて自分の非力さを思い知った


とそんなことを考えていると



奥から人影が見えてきた


モブA「おい、手前俺らのボスが読んでいる、付いて来い」


といい敵組織の人が私の鎖を取って
さっさと付いて来いと私に背を向けてきた、



この裏社会において相手に背を向けると言うことは
一種の煽り行為に等しい


それほどまでに私は舐められているのだろうか、、

一瞬こいつを殺して外に出ようとも思ったが
第一見ず知らずの場所、それにここはポートマフィアほど、とまではいかないがこんな広いところで無事出口までいけるのか




おそらく答えは"NO"だ









こういう時、太宰さんならどうするんだろうか、、



なんて考えているとどうやら目的地に着いたようだ

私は死を覚悟した、




だがそんな時何かに囁かれるような気がした

周りをみると知らないところ、、








???「ねぇ、、ほんとうにそれでいいの?」


え?

これは、、私?
そこには孤児院時代の私がいた


孤A「あなたのせいでなにもしてないのに死んだ人が沢山いるのにそんな簡単に死んでいいの?」


ッッ、、

孤A「もしあなたが死んで楽になったらあなたのせいで死んだ人はどう思うと思う?」


『ち、ちがッ、、私は、、』

なにも言葉が出なかった、、


するとスッ、と孤児院時代の私は暗い顔をし、

孤A「私は、じゃない、あなたはあるまじき行為をしたのよ、なんの罪無き人を殺した、、この事実は今もそしてこれからも変わることはない」



と言い切ると
急に顔を上げて、

孤A「なら、その殺した人の分まであなたが生きればいいじゃない、
きっとそっちの方が死んだ人も望んでいる____」


孤A「期待しているわ、、"ポートマフィアの榊原 Aさん"」




そう言い残すと孤児院時代の私は消えそっと
周りも何事もなかったかのように戻っていて先ほどの敵組織の人が恐らくここの"ボス"がいるであろう部屋の扉を開けようとしていた。

_16.覚悟と油断_→←_14.任務にて_



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設定タグ:文スト , 曲パロ , ボカロ   
作品ジャンル:ファンタジー
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れみりゃ - 順位感謝 (4月9日 21時) (レス) @page14 id: 7091be0da1 (このIDを非表示/違反報告)
れみりゃ - 個人的に描いてて9歳児が愛して愛して愛して歌うのってなんかちょっと怖いな (3月13日 0時) (レス) @page3 id: 7091be0da1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れみりゃ | 作成日時:2024年3月12日 23時

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