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声のない転校生:2 ページ2

「おっはよ、ヅッキー、翔!」

ゆらゆらと、元気印のポニーテールを揺らしながら、
ひとりの女の子が僕の斜め前の席に着く。
僕と翔も、朝のあいさつをする。

彼女は、華崎 奈緒(はなざき なお)。
翔とおなじように、幼稚園から仲がいい。
おそらく、女子の中では一番の友達だ。
実は、翔の彼女でもある。
二人とも、美男美女だからお似合いとも言える。
僕からすれば、
昔からケンカばかりしてた二人が!?
・・・みたいなものなんだけど、ね。

「そうそう、二人とも聞いた?」
「「何を?」」

思わず声がハモる、まあ、気にしない。

「転校生がくるんだって。」
「おお、マジか。」

奈緒の言葉に食いつく翔。
・・・翔が魚だったら、
あっという間に釣られるんだろうなー
とか思いつつ。

「誰から聞いたの?」
「盗み聞きしちゃった。」

ペロっと舌を出す彼女に、心の中で呆れる。
クラス委員長のすることだろうか。

「おいおい・・・委員長のすることかよ。」

・・・彼も同じことを思っていたみたいだ。

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作者名:夢月花(むつきはな) | 作成日時:2017年8月30日 20時

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