rain 【創作キャラ設定集】

├ 【関係】 続き ページ14

静海が姫宮 榛名さんに惹かれていったところは、何度も、そして真剣に体調面を心配されたりしたことが、気になり始めたきっかけだった。簡易的に言えば優しさに惹かれた。それは「他の人にもしていること」と思っても、更にそれが気になってしまう原因になる。 そして、気になりだしたらとんとん拍子で、些細なことでもときめいたり、すれ違っただけでも嬉しくなったり、彼がいるかいないか、などで一喜一憂していた。放課後、勉強を教わる時間になるまでが待ち遠しかったりするときもあった。体育の授業で見にきてくれないか、など考えたり、四六時中と言っていいほど、姫宮 榛名さんのことを考えていた。

　やはり、教師と生徒という立場があるためか、静海が3年生になった現在でも、両片思いの状態が続いている。さすがに、このままなにも行動を起こさないで3年間抱えた恋を終わらせたくはない、と思っているのか、静海はせめて卒業式のときには告白しよう、と考えているらしい。

　学校内ですれ違うとき、絶対と言っていいほど姫宮榛名さんは微笑んで手を振ってくれるのだが、静海はその場で固まってしまい、うまく手を振り返せないことが多い。その後、必ず「またうまく返せなかった」と1人で反省会をしている。
　姫宮 榛名さんと、自分と過ごす時間が他の子よりも多めなことに気づいて、最初の方は指摘をしていたのだが、自身の気持ちに気づいてからは指摘することはなくなった。逆に一緒に過ごせる時間が多いことに、だんだんと喜びを感じている。
　他の生徒より、一緒にいる時間が多くても、静海は「もしかしたら」と期待することもしばしばあるが、すぐに『教師と生徒』という立場を思い出し、首を横に振って考えを取り消すことがほとんど。
　姫宮 榛名さんが、猫が好きということを知り、静海も猫嫌いを克服したいと思い始めるきっかけにもなった。ちょっとずつ猫も平気になっているのだが、イラストの猫以外はどうやらダメなようだ。最初、猫を見て「にゃんにゃん」と言う姫宮 榛名さんに戸惑い覚えていた。しかし、時間が経つにつれ慣れてきたようで、しまいには彼女も行ってしまっている状況。言ってしまった日にはあからさまに変な言い訳をつけて弁解する。それが更に羞恥の拍車をかけ、しばらくの間は拗ねている。
　よく、静海は姫宮 榛名さんに気にかけてもらおうとヘアスタイルを変えることもある。

　立場が邪魔をし、うまくいっていないというのが現在の状況。

├ 【関係】 続き→←├ 【関係】 姫宮 榛名

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す