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名前のない毒turn6 ページ7

高野島さんの部屋と馬場さんの会社を調べ終わった三澄班が帰ってきた。

『どうだった』
三澄「うーん…まだよく分からない」
東海林「でも六路がとんだ爆弾男だった事が分かった」

今朝の自分のノートをまとめながら聞いていたが、東海林の言葉にペンを止める。

『やらかしたのか、あいつ』
東海林「本当大変よ。デリカシーの欠片もない」
『ふーん…』

俺を前にしてデリカシーが無いと言われる程なのか。アイツすげぇな。

三澄「これだけやって手掛かりなし…」
神倉「単なる偶然かもね…」
『偶然…ね』

ペンを走らせながら、呟いた。

_______

夜の8時半。やっと終わった。
部屋には三澄と中堂、俺。三澄が唐突に口を開いた。

三澄「中堂さん、急性腎不全のご遺体について詳しいですか?」

中堂が手に持った『解体新書』から目を離し、1度俺を見たあとに三澄を見る。

三澄「既住歴はなく、外傷もなく。考えうる薬
物も検出なし。1日違いで亡くなった方は呼吸不全を起こしています。この不自然死は偶然か、あるいは意図的なものか…」

中堂「なんでそれを俺に聞く」
三澄「3000件の解剖経験があるので」

溜息を1つつくと、中堂は本を閉じ、立ち上がった。三澄のパソコンを叩く。

中堂「聞くならこいつか、」

俺の方を見て言う。

中堂「あいつに聞け。世界中の知識もおよそ3000体の解剖経験も聞ける」
『俺はゴメンだね』

中堂が所長室に入っていく。三澄が声をかけるが、無視をして電気を消す。

三澄「何…そこに住んでるの…?Aも?」
『偶にだ。基本は、中堂の家か、漫画喫茶』

荷物をまとめ帰る準備を進める。三澄に1日かけたノートを渡す。

『世界中の知識とおよそ3000体の解剖経験から』

小さく笑うと、部屋をあとにし、中堂の家へと足を進めた。

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Kiyo(プロフ) - meikyoshishuiさん» 失礼しました!(汗)直しておきます!! (2018年3月16日 17時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
meikyoshishui(プロフ) - ミコトの母親の名前間違われてますよー…正しくは『夏代』さんです!! (2018年3月15日 23時) (レス) id: 3b38de3163 (このIDを非表示/違反報告)
Kiyo(プロフ) - 梨さん» ありがとうございます!亀更新ですが、お願いします!! (2018年3月15日 21時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
Kiyo(プロフ) - はびさん» BL要素ですか…!少しなら出来たらやってみます!! (2018年3月15日 21時) (レス) id: 528cdb9976 (このIDを非表示/違反報告)
- 雰囲気のいい小説ですね。応援させていただきます。 (2018年3月14日 2時) (レス) id: 366a3518b4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kiyo x他1人 | 作成日時:2018年3月3日 19時

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