【アンナチュラル】中堂さんの相棒【男主】

死にたがりの手紙turn2 ページ14

一戸建ての家の中にマスクと靴を履いて、入っていく。警察が数人検査をしていて、中には4人の遺体。

毛利「今朝早く、ここの新聞受けに手紙が入ってるのを配達員が見つけました。書いたのはこの家主の佐藤正一」

毛利の説明を聞きながら遺体の傍へと寄っていく。肌はサーモンピンク、近くの練炭。一酸化炭素中毒の可能性が非常に高い。

『おい、毛利』
毛利「毛利さん、でしょ」
『その時の一酸化濃度は』
毛利「204ですよ」

204…？全員一酸化炭素での死亡は成功してる。部屋を見渡す限りでは、低過ぎないか…？
それともう一つ気になるのが…

『この少女、腕に擦り傷がある』
毛利「物騒なこと言わないで下さいよ」

手首辺りに赤い擦り傷がある。それと、頭にある粒。

三澄「久部君、部屋のサイズ測ってる？」
久部「はい」
三澄「なら高さもね」
久部「はーい」

取り敢えず、ある程度の状況は分かった。まだ遺体を調べている三澄達に一応声を掛けて、家から出る。

『俺はもう帰るからな』
三澄「はーい」

家から出てマスクと手袋を外していると、向島さんが駆け寄ってくる。

向島「前宮さん！あの4人の身分証が出てきたんですけど、全員他人だったそうです」
『他人……どーも』

それだけ返事をして、UDIラボへと戻った。

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