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貴方side
じゃあ…やはりここが要か
ベラが竜化を解いた
臨戦態勢に入る
ドォン!!
その音と同時に扉が破壊される
「あらあら、皆様お揃いで?」
羽の大きな人が5人入ってくる…
ヘ「長…ッ…」
「おや?我らが最上位天空人の1人ヘレンさんじゃありませんか?また会えて嬉しいですよ」
この一際羽の大きな人が天界の長であるエドラか…
話が通じる相手ではない…か?
『天界を統治するエドラ様、何故我らを攻撃するのですか…!?』
「そうですねぇ…人間界は欲しいですし、血を流して戦うからこそ戦争は愉しいのですよ」
くっくっ…と気持ちの悪い笑みを浮かべる
すると何を考えたのかこちらを見てニヤリと笑う
「人間の王よ、そなた…我の妻とならんか?そうすれば人間界の支配と戦争は諦めようぞ」
…本当に…?
ut「それはだーめや、Aは僕の妻になるんやで?」
そう言って私の前に立つ鬱
「そんな魔王よりも我の方が…この世界の平和を手に入れられるのだぞ?」
私の答えは…
…
そうね。
こんな事がある前から…
決まっていた
『そうね…それもいいかもしれないね』
マ「嘘だろ…?」
ゆっくりと歩を前へ進める
「そうかそうか!では早くこちらへ…?」
私は己の手を鬱の手に重ねる
『こんなタイミングでごめんね…この勝負だけど、私の負けは決まってたんだ。それに…あんた嘘つきすぎたんだよばぁーっか!!』
そう。心眼魔法だ
使いすぎてるなって思うほど使ってます
エドラの心の中はこうだった
特質の遺伝子を活用すればさらに良いモンスターを作れる。人間界征服が楽になる
戦争なんて辞めない。王が居なくなったことにより国は混乱する。流れる血はさらに増える
全てが我が手中に…!
頭の中お花畑かってんだよばぁーっか!!
ut「Aちゃん…!僕ほんまに嬉しい!こんなヤツらさっさと倒して帰ろうや」
ギュッと抱きしめられる
あぁこの体温…
安心感は好きだったからなんだね…!
ヘ「うわぁお…」
バ「やっとくっついたかぁ…!」
「バレていたのか…!早くそいつを殺せぇ!!」
ピキッ
変な音がした
ut「あ"ぁ"?」
マ「…ッ!ヘレンは危険すぎる!ベラもバーバレラ様も!早く逃げるよ!」
テレポートしていなくなってしまう
その直後…
初めて鬱がオーラを出した時と比にならないくらい、強く、深い闇が彼から放たれる
ーそれは…本当に一瞬の事だったー
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作者名:くいな | 作成日時:2019年11月28日 20時