4話 ページ6
ラティアスside
目を覚ますと薄暗い場所にいた。
まだ頭がぼーっとして目の前がよく見えない。
持っていたハズのポーチがない。
?「ッ!?………中也、あれ……」
何かの声が聴こえた。
目の前がよく見えないので辛うじて見えたのは大きな影だった。
さっきのことを思いだし怖くなった。
「ひゅぁ?……ッ!?…」(何?……痛ッ!?…)
一刻も早く逃げようとしてもがいてみるが、痛さのせいで全然動けなかった。
すると、何かが私に近づいてくる。
何をするか解らないので気づかないあいだに威嚇していた。
私に手を伸ばしてくるので反射的に身構えた。
「威嚇すんな、俺達はただお前を助けたいだけだ。」
そして私の頭を優しく撫でた。
何故か安心した。
まぁ、これ以上威嚇しても意味がないだろう……大人しくした。
と、傷薬を使ったのか凄くしみる。
いつの間にかガーゼのようなものも貼られた。
そして目の前に置かれるオボンの実。
食べるとようやく目が冴えてよく見えるようになった。
上を見ると私を手当てしてくやれたのか、人間がいた。
一人は、ひょろっとした人。
もう一人は、帽子を被った人。
でもまた怖くなり、近くにあった私のポーチを取り、フラフラになりながら飛ぶ。
姿を消して出来るだけ遠く離れた場所に移動した。
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ちくわぶ大明神 - こんなに面白いのに…(´・ω・ `) (2019年7月24日 16時) (レス) id: 50f6a208a3 (このIDを非表示/違反報告)
紫羅那(プロフ) - 頑張ってください!!!応援しています!! (2018年12月24日 18時) (レス) id: 824c90f62e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お狐様 | 作成日時:2017年8月10日 12時