3年 冬 伊黒視点 ページ34
4人の発言に、
1つずつ丁寧に
反論していくA。
まさか本人が(測らずとも)
盗み聞き(?)しているとは
思ってもいないのだろうから、その声は
教室の扉の影に隠れるように立っていた
俺と冨岡の元までちゃんと聞こえた。
冨岡「…入らないのか?」
こてん、と首を傾げる姿は、
世間一般の女性的観点で言うならば
『きゅん』とするものなのだろう。
しかし、俺は男で、
その行動に苛立ちしか憶えない。
無自覚で、狙ってるわけでもないのが
1番腹立たしい。
その整った顔にグーで平手打ち(?)を
入れてやりたくなるのを、
Aへの想いで誤魔化した。
伊黒「こんな顔が赤い状態で入れるわけないだろ。少しは考えろ、馬鹿者。入りたいなら1人で入れ。」
冨岡「のぞき見は良くない」
見ていない、聞いてるんだ。
どうしてこう、こいつは
いちいち正論をぶつけてくるのだろうか。
冨岡だって、仮にも
想い人が居る身なのだから
少しは空気を読め(八つ当たり)
伊黒「どう考えても不可抗力だろう。俺は悪くない。そして、それを言うならお前も共犯だろうが。ブーメランになることを考えてから発言しろ」
冨岡「心外…!」
村田「(好きな子に褒められて、恥ずかしくなって、ネチネチ度(意訳)がめっちゃ上がってるなぁ…)」
尾崎「(微笑ましいわぁ…)」
おい、そこ。
聞こえては居ないが、
だいたい表情で分かるからな。
冨岡「伊黒が入らなくとも、俺は入る」
伊黒「勝手にしろ。いちいち俺に許可を取る物でもないだろうに…」
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白揚羽(プロフ) - さたぽさん» コメントありがとございます…!鬼狩り伝のあればもう殆どネタ(この作品自体がネタみたいなモノですが…笑)なんですけど、好みに合ったなら良かったです♪これからも頑張りますので、よろしくお願いします…! (2020年12月3日 18時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
さたぽ - 鬼狩り伝のワンシーンの所めっちゃ好きです(突然の告白)笑いが止まりませんでした(笑) (2020年12月3日 10時) (レス) id: 9fcb7f6a63 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - すかいさん» そう言っていただけるとすごく嬉しいです…!コメント貰えて嬉しいです♪好きって言って貰えるとほんとに嬉しくて…(泣)これからも頑張ります…! (2020年12月1日 19時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
すかい(プロフ) - コメント失礼します!チキンなものでコメントするの初めてなんですが、少し前から拝見しています!めちゃめちゃ好きです!私の好きな夢小説にぴったり当てはまるんですけどもしかして心の中読めます?wこれからも応援してます!! (2020年12月1日 7時) (レス) id: 480a641978 (このIDを非表示/違反報告)
白揚羽(プロフ) - ラリマさん» 応援コメントありがとうございます!!更新頑張りますぅぅう!!! (2020年11月26日 19時) (レス) id: 400d2ea662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白揚羽 | 作成日時:2020年11月23日 19時