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「ねぇ、ゆきちゃん」



「ん?」



「なんで私って彼氏出来ないんだろ」








翌朝の休み時間。


向こうの席で一緒にお弁当を食べているカップルを眺めながら友達のゆきちゃんにそう零す。





良いなぁ。

恋をしている人がとてもキラキラと輝いて見えて、羨ましい。







はぁ、とため息を零すと頬を摘まれた。






「い、いひゃい...っ!」


「ふふ、かーわい」





ゆきちゃんはそう言うとすぐに頬を摘むのをやめてくれた。





「もう、どうして急に...」




摘まれた部分をさすりながら見上げると
ゆきちゃんは困ったように笑っている。








「...多分ね、Aが可愛すぎて近づけないんだよ」




「え、!!そんな事ないのに!」



「んーん、Aは可愛いの。......そのままでいてよね、きっと素敵な人が現れるよ」



「...?ゆきちゃん大丈夫?」







先程から眉を下げて話すゆきちゃんを疑問に思っていると、廊下から私を呼ぶ声が聞こえた。







『A、』



「あ、龍斗!どうしたの〜?」






ゆきちゃんにちょっと行ってくるね、と伝えて席を立つ。









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私を見送るゆきちゃんの表情が暗いなんて事、知らなかったの。




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あい(プロフ) - ひまぽんさん» ひまぽんさん、コメントありがとうございます* 。続編などは少し検討させて頂きますね、これからも宜しくお願いします...! (2019年3月25日 0時) (レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
ひまぽん(プロフ) - 龍我くんの話の続きが読んでみたいです。那須くんサイドの話も読んでみたくなりました。他の作品も楽しみにしています。 (2019年3月25日 0時) (レス) id: aeeb4a860b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あい | 作成日時:2018年9月9日 21時

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