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「あ、予定無いから大丈夫！、だって」
「やったじゃん！どうせならクラスの奴ら数人誘ってこうぜ」
「うん、そうしよ！...、そろそろ帰ろっか」
そのまま様子を伺っていると
Aから"行く"と返信があったようで
二人は教室から出ていった。
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「あーあ、最悪」
太陽が差し込まれた教室に入り、Aの席に座って外を眺めながらそう呟いた。
本当に最悪だ。
どうにかでもして同じクラスにするべきだったんだ。
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俺とAは中学まで人数が少ない学校に通っていたから、学年に一クラスが当たり前で、
クラス替えという文化がなかった。
でも高校はそうはいかなくて。
学年でクラスが七つにまでわかれてしまったら
同じクラスになる確率はとてつもなく低く、
案の定わかれてしまった。
隣のクラスというのが唯一の救いだ。
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今日は俺が委員会の仕事があって先に帰ってもらったけど、いつもは一緒に帰っている。
それは約束されたわけではないけど、
家が隣だから必然的にそうなった。
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それで良い。
それで良いんだ。
君はずっと俺のそばにいれば良い。
幼馴染み。
切っても切れない、見えない鎖で結ばれた不思議な関係に俺は縛られていて、きっと君も同じように縛られている。
＿＿＿
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君をずっとそばにいさせるため
俺は嘘をついた。
友達と遊ぶという先約よりも
俺を優先すると分かっていたから。
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あぁ、
幼馴染み、って便利だね。
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あい(プロフ) - ひまぽんさん» ひまぽんさん、コメントありがとうございます* 。続編などは少し検討させて頂きますね、これからも宜しくお願いします...！ (2019年3月25日 0時) (
レス) id: 0f506228be (このIDを非表示/違反報告)
ひまぽん(プロフ) - 龍我くんの話の続きが読んでみたいです。那須くんサイドの話も読んでみたくなりました。他の作品も楽しみにしています。 (2019年3月25日 0時) (レス) id: aeeb4a860b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あい | 作成日時：2018年9月9日 21時
