恋愛合戦【浦/島/坂/田/船】

1.出会い ページ2

A「いらっしゃいませー！！」

「あらAちゃん、お手伝い偉いわねぇ」

「Aちゃんのその声、本当元気貰うわぁ…いつもありがとうね」

A「いえいえ！こちらこそいつもありがとうございます！」

私は代々続く菓子店の後継ぎとして、毎日お母さんのお手伝いをしている。毎日お手伝いをしているうちに、いつも通ってくれるおばさん達が、とてもよく接してくれる。

この店の雰囲気が好き。本当に此処の子供に生まれてよかったと思う。平凡な生活が何よりだ、うん。

「Aちゃん！！みたらし２つ！！」

A「あ、はぁい！！」

あのお客さんは、うちのお婆ちゃんの作るみたらし団子が大好きで、よくご主人と食べるそう。お母さんによれば、あのお客さんは随分前からうちの店に来てくれていたみたい。すごいなぁ。大事なお客さんだなぁ…。

母「A！これあのお客さんに持っていってあげて！！」

A「うん！わかった！！」

お母さんからみたらし団子を受け取って、急ぎ足で駆け寄る。

「お、！Aちゃん！ありがとうね！！代金はここに置いておくよ！」

A「あ、！！おばさん待って！」

今日は店ができて丁度60年だから少し値下がりしたんだよ…！！置いてあるお金を見てため息をつく。いつもの値段払っていっちゃった…！

A「お母さん！！おばさんにお釣り渡すの忘れたから追いかけてくる！」

母「もう、あんたってば、ドジね！行ってらっしゃい！」

そうじゃないのに〜！でも言い訳をしている暇はない。私はもう一度お釣りを確かめて急いで店を出た。

(まだそこまで時間経ってないから近くにいるはずなんだけど…)






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いない…

どうしよう。大分人通りの少ない裏の方まで来ちゃったよ…
ここらは昼も暗いし…また明日こられた時に渡せばいいかな…

A「帰ろ…」

そのときだった。
急に腕を引っ張られて奥へ連れて行かれた。




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なんだか、すごく急展開ですね…()

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